札幌の実家に帰っていた私は
隣に住んでいる祖母の施術をしていました。
祖母の主訴は両方の臀部から足にかけての痛み。
特に立っていたり、仰向けで身体を伸ばすと辛い。
普通に歩くのは難しく歩行器を使って歩いています。
整形では脊柱管狭窄症の診断を受けていました。
とても真面目な祖母はTVや雑誌、病院で言われたリハビリは何でも頑張っていました。
そして去年。
新聞の広告に感化され、脊柱管狭窄症の手術に踏み切る。
しかし今はさらに悪い状態になっていました。
一般的に脊柱管狭窄がある方には両脚の症状があっても腰が問題と判断されます。
しかし今回、
久しぶりに祖母の身体を診て
1番気になるトコロは
「胸」でした。
胸が硬くて下半身から振動を与えてもそこだけほとんど揺れない。
実はこの場所、過去に心臓の手術で胸を開いていました。
ココからは私の仮説です。
胸を開いて閉じた後の組織(かさぶた)が硬くなり、
前屈みになりやすくなる。
だけど姿勢を気にする祖母は
姿勢を正す為に首と腰に過剰に筋肉を使い過ぎていたのではないか。
今回は胸と首を念入りに施術しました。
治療後、楽に歩けるとはならなかったが
呼吸が楽になって気分が良くなったのと
仰向けで寝るのが楽だったとのこと。
ほんの少しでも改善すれば
先が見えてきますよね。
祖母には残りの人生を少しでも楽に楽しく生きてほしい。