オオバコ科、Plantaginaceae、キンギョソウ属、地中海沿岸地域原産の多年草、
学名:Antirrhinum cirrhigerum、
和名:キンギョソウ(金魚草)、
英名:Snap dragon、葡名:Boca-de-lobo、
2008年7月ポルトガル・アレンテージョ地方で、2014年5月、10月10日、2015年2月12日、5月5日、2016年2月25日、6月5日、11月22日、2018年5月4日、7日、2020年2月20日、5月28日、2022年6月15日、コスタ・アズール地方で撮影、
アンティリヌム・キリゲルム Antirrhinum cirrhigerum の花。
草丈は1mほどにもなる。花は4cmほど。
あまり群生はしていないが、遠目からも目立つ。ポルトガル名はボッカ・デ・ロボと呼ばれ、「オオカミの口」という意味。
海辺に近い岩場に咲く アンティリヌム・キリゲルム Antirrhinum cirrhigerum でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は、学名の音読みから。属名はギリシャ語の anti(=代用する)と rhinos(=鼻)の合成語で「鼻に似ている」の意。種小名はギリシャ語の cirrhus(=巻きひげ)と gerum(=~を有する、~を生ずる)の合成語から。
アンティリナム・シリゲナムはオオバコ科キンギョソウ属の多年草である。本種は、原産地の項に記した地の沿海地の岩場等に自生が見られる野草である。草丈は、80~100㎝程度となる。我が国の花壇などで栽培されるキンギョソウの中の1種である。我が国の園芸界で流通しているキンギョソウには次の3種がある。①矮性種(20~30㎝)、②中高性種(50~60㎝)、③高性種(90~120㎝)本種は、その中の③の高性種と言うことになる。あまり土質を選ばず、花色も多彩なことから、春の花壇には最適な園芸植物として普及している。 葉は全縁で先端は幾分尖った披針形で、茎に互生する。3~5月頃、茎頂に穂状花序をつけ、花弁がフリル状となった 4㎝程度の花を下方から上方へと咲き上がる。本種は、その得異な花姿から、我が国では金魚に見立てているが、ラテン語では「鼻」に見立て、欧米では「龍」や「オオカミ」に見立てているのも面白い。本種は、我が国の園芸界では一年草扱いとなっているが、本来的には非耐寒性多年草であり、年数を経ると茎は木質化する。(GKZ植物事典より)
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