ナデシコ科、Caryophyllaceae、パロニキア属、地中海沿岸地域原産、
学名:Paronychia capitata、
英名:Algerian Tea、葡名:Erva-prata、Paroniquia、Erva-dos-unheiros、
2008年6月、2018年5月15日、ポルトガル・アレンテージョ地方で、2014年4月22日、2015年4月28日、29日、2016年6月9日、コスタ・アズール地方で撮影、
パロニキア・カピタタ Paronychia capitate。
花の直径は1mmもないほど。
石畳の石一つは6~7cm。石畳の僅かな目地をアメーバのように広がるパロニキア Paronychia capitata。殆ど地を這って茎を延ばし広がる。葉を隠してしまうほど密に花をつける。
オブラート状のガクに囲まれて微小な花が咲いている。目を凝らさないと見えない。海水浴場の砂浜にも小さな株が。
石畳の目地に埃のように咲くパロニキア Paronychia capitata でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は、学名の音読みからである。属名は、ギリシャ語の para(=近い)と onyx(=爪)の合成語から。種小名は「頭状の」の意。
パロキニア・カピタータはナデシコ科の多年草である。本種は、原産地の項に記した地の沿海地で比較的日当たりが良く乾燥した岩場に自生の見られる野草である。本種は、矮性の植物で茎は地を這い、マット状に広がりを見せる。草丈は2~5㎝程度となる。葉は常緑で、幾分肉厚な楕円状で、縁部は全縁、先端部は尖り、基部では鱗片状で茎に対生する。4~6月頃、葉腋から頭状花序を出し、掲載した写真に見られるように透明なフィルム質の萼片に囲まれて径1㎜程度の5弁花をつける。 (GKZ植物事典より)
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