The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

フランケニア・コリンボサ Frankenia corymbosa

2022-09-01 09:38:28 | ポルトガルの野の花

フランケニア科、Frankeniaceae、フランケニア属、地中海沿岸地域原産の多年草、

学名:Frankenia corymbosa、

葡名:Tomillo sapero、

2009年6月13日、2014年5月16日、6月12日、2016年6月5日、2017年5月、2020年5月28日、ポルトガル、コスタ・アズール地方、エストレマドーラ地方で撮影、

 

フランケニア・コリンボサ Frankenia corymbosa の花。花弁の色、形は自生場所によって多少の変化がある様に思う。

 

花の直径3mm以下。デジカメで写して、初めて花の実体が見えた。草丈は30cmほど。

 

大きな株では直径1m程にも広がる。花弁は薄く次々に新しい花を咲かせる。葉は潮風と太陽から身を守るため多肉質。

 

 

 

夏は灼熱の太陽、冬は強風吹きすさぶ断崖絶壁という過酷な場所に生きている。断崖絶壁の台地で地を這うように枝を延ばしている。フランケニア・コリンボサ Frankenia corymbosa でした。  

©2020 MUZVIT

 

 

(GKZ植物事典より)  和名は、学名の音読みから。属名はスウェーデンの植物学者Johan Frankenius(Franke)への献名。種小名は「散房花序の」の意。

フランケニア・コリンボーサは、フランケニア科の多年草(亜低木)である。本種は、原産地の項に記した地で沿海地の塩性湿地や砂丘等に自生の見られる耐塩性の野草である。草丈は10~30㎝程度となる。茎の基部は木質化する。茎は赤味を帯び、周囲は柔毛匂われる。葉は、長さ3~5㎜程度の線形で茎に対生する。葉も灰白色の柔毛に覆われている。11~3月頃、葉腋に散房花序を出し、径3㎜程度で淡桃色~白色の5弁花をつける。雌雄異花・雌雄同株(最上段の写真で、上方の花が雌花で、下方の花が雄花である。)。雄蕊は6個で、雌蘂の柱頭は3個となる。花後には長さ2㎜程度の蒴果をつける。(GKZ植物事典より)  

 

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