キク科、Asteraceae、エゾギク属、中国北部原産、
学名:Callistephus chinensis、
和名:エゾギク(蝦夷菊)、サツマギク(薩摩菊)、
英名:China Aster、Annual Aster、
葡名:Áster-da-china、Astér、Malmequer-de-sécia、Rainha-do-mercad、Rainha-margarida、Sécia、
2016年1月20日、2017年1月29日、2018年6月5日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
カリステフス・シネンシスCallistephus_chinensisの花。表示名は学名の音読み。かつてはシオン属 Aster に分類されていたため、一般にアスターと呼ばれているが、現在では1種だけでエゾギク属 Callistephus に分類される。
半耐寒性一年草。草丈は30-100cm。茎は直立し、葉は柄があり、長楕円形で互生、茎・葉共に白い毛が生えている。
花は花径3cmくらいの小輪から10cmを超える大輪まである。
日本では江戸時代から改良が進み、日本のエゾギクは欧米でも非常に評価されている。中部地方、東北地方、北海道など寒い地方では割合よく育つが、暖地では病気が出やすく栽培しにくい。連作障害を起こしやすいので、エゾギクを5年ほど植えていない土地に植える必要がある。(Wikipedia)より。カリステフス・シネンシス Callistephus chinensis でした。
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(GKZ植物事典より)和名にエゾギクとあるが、北海道産ではない。一説には、「江戸菊」の転訛から「蝦夷菊」となったものと推測もされている。また、別名にサツマギクとあるが、鹿児島産でもない。学名の種小名に見られるように中国が原産地である。属名は、callos(=美しい)と stephos(=冠)の合成語で、花冠が大きくて美しい冠状を見せることから。種小名は「中国の」の意。
エゾギクは、キク科の一年草である。草丈は60㎝前後。全体に剛毛がある。葉は互生し、卵形で、縁に鋸歯がある。花は、径5~6㎝の頭状花で、茎の先に1花が開花する。花色は様々。
1731年、カトリック教の神父ダンカルビーユが種子をパリ植物園に送ったのが西洋社会への最初といわれている。品種改良もフランスから始まっている。我が国へは江戸時代半ばに渡来している。アスターとは、本来キク科アステル属の宿根草であった。我が国でエゾギクと呼び、単にアスターと呼んでいる本種は、アステル属には属さず、それに近いカリステファス属に属し、1属1種である。しかし、欧米でも単にアスターと呼ぶと本種を指すのは我が国と同様の状況にある。(GKZ植物事典より)
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