スイカズラ科、Caprifoliaceae、ガマズミ属、地中海沿岸地域原産の常緑低木、
学名:Viburnum tinus、
和名:ビバーナム・ティヌス、ジョウリョクガマズミ(常緑莢迷)、トキワガマズミ(常盤莢迷)、
英名:Laurustinus、Laurustinus Viburnum、 Laurestine、
葡名:Folhado、Laurestim、Folhado-comum、Milfolhado、
2011年2月7日、ポルトガル、アルガルベ地方で、2014年3月14日、28日、2015年2月12日、2016年2月8日、コスタ・アズール地方で撮影、
ヴィブルヌム・チヌス Viburnum tinus の花。樹高は3mほどになる。山道の沿道など、半日陰に多く自生している。
多数の枝を密生し、葉は小さく皮質。
開花前の蕾は花弁外側が赤い。
11月から4月頃、枝先の散房花序に白色またはピンクの香りのある花を咲かせる。果実はピンクから熟すと青くなる。その果実は胃薬としても使われる。
ヴィブルヌム・チヌス Viburnum tinus でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は、ガマズミの仲間で常緑樹であることから。属名は、この属に属する植物のラテン古名であったものを属名として用いたものと言われている。種小名は、本種に対するラテン名から。
トキワガマズミはレンブクソウ科(←スイカズラ科)の常緑樹である。樹高は1~3m程度。若枝は赤味を帯びている。葉は短い葉柄を持った長さ3~10㎝、幅1,5~7㎝程度の広卵形~狭楕円形で枝に対生する。葉の基部は円形~心形で、縁部は全縁で、先端部は尖る。葉の表面には光沢があるが、葉脈部位が下方に向かって凹みを見せるために全体的には凹凸がある。4~5月頃、枝先に径5~10㎝程度の集散花序を出し、白色で径0,5~0,8㎝程度の小花をまとまって開花する。花は筒状花で、花冠は5裂する。花には芳香がある。果実は長さ1㎝程度の楕円状核果でブルーメタリックに熟す。果実は有毒であるが、野鳥が好んで食べる。
※ガマズミの語源については次のようなものがある。①ズミは「染め」の転訛で、昔はミヤマガマズミの実で衣類を染めたことに由来説。②カガツミ(赫之実)からの転訛説。③カミツミ(神ツ実)からの転訛説。カムズミ(噛む酸実)からの転訛説等々。※本種は中国には自生は見られない。(GKZ植物事典より)
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