2021年10月5日(火曜日/祝日・共和制樹立記念日 Dia de Implantação da República)晴れ時々曇りのち曇り。25℃-26℃~14℃。降水確率0%。湿度86%(7:54)62%(14:23)。紫外線量4-3。北西のち西の微風。朝食後7:38日の出を拝む。朝方は暑かったり寒かったりで毛布を剝がしたり被ったり、クシャミを2発。昼間は底冷え。明日からは最高気温30度越えが3日間続く予報。身体の調整が難しくなりそう。
『きょうのポルトガルTVニュース』共和制樹立記念日の式典をリスボン市役所で、マルセロ・デ・ソウザ大統領が挨拶。先日落選したリスボン市長フェルナンド・メディナが最後のスピーチ。アジュダ宮で2022年度国家予算の議論。65歳以上の3回目のワクチン接種。10月11日に80歳以上。新学生の部屋問題。チャンピオンになったフットサルチームが大統領官邸に報告。ベンフィカの理事長にルイ・コスタが正式就任。フェイスブックで障害。カリフォルニアで原油流失。カナリアの噴火でマグマ、灰、視界。フランスのカトリック教会の子供対象セックススキャンダル問題。ポルト、リスボンでアマリア記念コンサート。ノーベル物理学賞に気候変動予測の礎を築いた真鍋叔郎さん(90歳)。
『昨夜の映画』は
『アウトブレイク』(Outbreak)1995年。アメリカ映画。127分。監督:ウォルフガング・ペーターゼン。 アフリカから持ち込まれた非常に致死性の高いウイルスによる未曾有の「バイオハザード(微生物災害)」に立ち向かう人々を描いたサスペンス映画。 1967年。ザイールのモターバ川流域で内戦に参加していた傭兵部隊に原因不明の出血熱が流行し、多数の死者を出した。調査の為に現地を訪れたアメリカ陸軍は想像以上の感染速度と凶悪さに驚き、感染者の血液を採取した後、隠蔽と封じ込めのため部隊のキャンプを燃料気化爆弾の投下で壊滅させる。時は流れ90年代、モターバ川流域の小さな村で未知のウイルスによる出血熱が発生する。兵士を伝染病等から守る“医学防衛”を任務とするアメリカ陸軍所属の研究機関・アメリカ陸軍感染症医学研究所(USAMRIID)のLEVEL4(最高警戒度)研究チームを率いるサム・ダニエルズ軍医大佐(ダスティン・ホフマン)がビリー・フォード准将(モーガン・フリーマン)の命令で現地に赴くも時既に遅く、村の医師と村から離れて暮らしていた祈祷師を除いて村は全滅状態となっていた。空気感染は無いとしながらも、ダニエルズはウイルスの致死率の高さと感染者を発病後24時間で死に至らしめるスピードの早さ、持ち帰った検体から見つかった新発見のウイルスがエボラでも数日かかるダメージを数十時間でもたらすという実験結果に危機感を抱き、軍上層部とアメリカ疾病予防管理センター(CDC)に勤務する元妻のロビー・キーオ(レネ・ルッソ)に警戒通達の発令を要請する。しかし、如何に恐ろしいウイルスと言えど、アメリカに入り込んで蔓延する可能性はゼロに等しいと、双方から却下されてしまう。喧嘩別れしたロビーはともかく、軍上層部の反応にダニエルズは不審を抱く。そんな折、アフリカから1匹のサルが貨物船乗組員によりアメリカに密輸入された。密売人のジンボ(パトリック・デンプシー)は検疫所の係員に賄賂を渡して口封じをしつつサルをカリフォルニア州沿岸の田舎町シーダー・クリークのペットショップに売りつけようとするが、客がオスを欲していたのにメスを持ち込んだため失敗し、持て余したサルを森に放す。その後、サルを輸送している最中に飲んでいた水を顔にかけられたジンボと、彼とキスをしたジンボの恋人アリスがボストンでモターバ熱を発病し搬送されるが、病院の医師は病気の正体が分からず保健当局へ通報。謎の熱病発生の報告を受けてロビーはダニエルズから聞いたウイルスの話を思い出し、ボストンへと向かい聞き取り調査を試みるも何も聞き出せないまま2人は死亡。解剖の結果正体不明の出血熱である事が判明し、CDCは警戒通達を発表。そして、サルに腕を引っかかれたペットショップの店長ルディーがモターバ熱を発症し死亡。更に、不注意でルディーの血液を浴びた血液検査技師ヘンリーが発病して恋人と町の映画館へ行ったのを機に、飛沫感染によってアウトブレイク(爆発的な感染)が始まってしまう。一時はジンボの乗っていた飛行機の乗客、治療に当たった病院関係者、出入りしていた検疫所の職員全員がシロだった事に沸き立ったCDCにも15人発病の一報が届き、支援と調査のためスタッフが現地入りする事を決める。一方上層部のドナルド・マクリントック少将(ドナルド・サザーランド)とフォード准将は、この伝染病が以前モターバ川流域で派生した伝染病と同じであることに気づく。かつて患者を救うどころか抹殺して持ち帰った血液は、マクリントックの指示によって、医師でもあるフォードも絡んで密かに細菌兵器として保管されており、E-1101という治療用の血清も作られていた。マクリントック少将は、当初から「封じ込め」を念頭にシーダー・クリークへ陸軍の戦闘部隊を派遣して、町を兵士と攻撃ヘリで封鎖させる。正義感の強いダニエルズに細菌兵器の存在を知られる事を恐れて彼を今回の伝染病対策から外したフォード達だが、人命優先のダニエルズは命令を無視して密かに部下と共にシーダー・クリークへ飛び、ロビー率いるCDCのチームと協力して治療法の研究と感染ルートの特定を進める。その最中、宿主のサルが食べていたバナナを盗み食いして感染した別のサルが、軍から運び込まれ患者に投与されていたたE-1101という医薬品によって回復する。フォードはE-1101をエール大の作った抗血清でもしかしたら効果があるかもしれない、と言ったがダニエルズは既に血清が作られていたことで細菌兵器にされたモターバ・ウイルスの存在に気がつくが、空気感染するウイルスに変異した伝染病には血清が効かなかった。更に調査を進めると、空気感染しないアフリカン・モターバも変異して空気感染するようになったヤンキー・モターバも、共にアメリカに持ち込まれた宿主が保菌しているという結論に行きつく。その矢先、ダニエルズの友人でもあるケイシー・シュラー中佐(ケヴィン・スペイシー)が不慮の事故で感染・死亡して、ロビーも彼から採血する際に偶然注射針で指を刺し感染してしまう。彼女が発症する前に血清を完成させようと奔走するダニエルズは、部下のソルト少佐(キューバ・グッディング・Jr)と2人で陸軍のヘリを盗み、感染源の調査を続ける。一方、マクリントックは細菌兵器の存在を隠し通すために策謀を巡らせ、モターバ川流域で傭兵部隊のキャンプを焼き払った時のように、アメリカと世界を守るためという名目で閣僚を取り込み街へ燃料気化爆弾を搭載した爆撃機を差し向ける。宿主であるサルが森に逃がされた事も突き止めたダニエルズらは、軍からの追っ手を振り切りつつサルを捕獲、アフリカン・モターバ用の血清をベースとして、ヤンキー・モターバ用の血清を合成する。ロビーへの臨床試験も成功し、治療の目処が立ったが、爆撃機はもう目前まで迫っていた。ダニエルズとソルトは司令部に治療法の存在を伝えるがマクリントックに握りつぶされてしまい、実力行使で爆撃を止めるためヘリで爆撃機の進路を阻みつつ、無線通信で爆撃機の操縦士に作戦中止を懇願するも、最終的には爆弾が投下される。あわや住民達も新しい血清も灰燼に帰するかに思われたが、爆弾はシーダー・クリークから大きく逸れ、沖合で炸裂する。操縦士達は歪んだ軍命に従うよりも人命を救うことを選び、風で流されたように見せかけて狙いを外したのだ。そして、フォードも人間として行動することを選択しマクリントックを逮捕、ダニエルズは快方に向かうロビーと共に新たな人生を踏み出すのであった。劇中に登場する架空のウイルス。 高熱、下痢、全身や消化管からの出血などエボラ出血熱に似た症状を引き起こす(ウイルスの形状もエボラと似ている)が、体内に侵入すると驚異的なスピードで増殖を行い内臓を融解させて感染者を数日で死に至らしめ、致死率は100%と極めて高い。ジンボと彼の恋人アリス、ペットショップで宿主の隣の檻にいたサルなどが感染したウイルスは、血液などの液体を介した接触感染のみだが、ヘンリー以下シーダー・クリークの住民達が感染したウイルスは空気感染も可能になっており、エボラ以上の致死率と感染力を併せ持つようになった。 名前の由来は感染が確認された村の近くを流れる「モターバ川」から。一方、アメリカで発見された空気感染するタイプは「ヤンキー・モターバ」と呼ばれた。更にヤンキー・モターバには髭状の物質が生えているのが特徴である。映画では「宿主が原株とヤンキー・モターバの両方を保持している」と説明されているが、小説版では「原株がヘンリーの持病である喘息から遺伝子的影響を受けてヤンキー・モターバに変異した」と推測されている。 (Wikipediaより)
『パッセンジャー』(Passengers)2016年。アメリカのSF映画。116分。監督:モルテン・ティルドゥム。宇宙移民を目的とした約5000人の人間を乗せた超大型宇宙船アヴァロン号の航行中、人工冬眠ポッドの故障によりジム(クリス・プラット)だけが目覚めてしまう。再び冬眠状態になることは不可能なうえ、アヴァロン号が目的の惑星に到着するまであと約90年あり、宇宙船の中で孤独に寿命を迎えるのは確実となる。地球へ助けを求めるメッセージを送るも返事が届くまでに約55年を要し、乗組員ではない植民者のジムは宇宙船のコントロールにアクセスすることもできない。さらに、アクセス権を持つ乗組員たちが冬眠している部屋は頑丈なハッチに守られているため、起こすことも不可能という、絶望的な状況に追い込まれる。 それから1年後。ジムは宇宙船の中で、自らこじ開けたスイートルームを独占して、船内のエンタテイメントシステムで時間をつぶす自堕落な生活を続けていた。虚しさを覚えつつも、唯一の話し相手のバーテンダー・アンドロイドのアーサー(マイケル・シーン)と日々会話を続ける。そんな中、宇宙船では作業ロボットなどの故障がたびたび発生し、無人のコントロールルームではエラーメッセージが次々と表示される。ある時、ジムは宇宙服を着ての船外活動が可能だと気づき、宇宙遊泳で初めて見る生の宇宙空間に感動する。しかし日に日に増していく孤独感に耐えられなくなったジムは、宇宙服を着ないまま外扉を開くスイッチを押そうとし、寸前で我に返り自殺を思いとどまる。 ある日、ジムは冬眠ポッドで眠る作家のオーロラ(ジェニファー・ローレンス)に一目惚れし、彼女のことを調べていくうちにますます惹かれていくようになる。ジムはオーロラを目覚めさせたい気持ちに駆られるが、それは彼女の人生を奪ってしまうことを意味するため、葛藤する。しかし寂しさに堪えられず、冬眠ポッドを操作して彼女を目覚めさせてしまう。目覚めたオーロラは困惑するが、唯一同じ状況を共有するジムと日々を暮らしていくうちに惹かれていくようになる。だが、2人が船内での恋人の生活に慣れ、ジムがオーロラへプロポーズする直前、アーサーがオーロラに、ジムが故意に彼女を目覚めさせたと告げてしまう。オーロラはその事実に憤慨し、ジムをひどく恨み拒絶するようになる。ジムはオーロラへ謝罪し、船内に木を植えたりするなど償いの気持ちを伝えるが、依然としてオーロラはジムを避けて暮らす。 そんな中、アヴァロン号の故障が停電を起こすほど深刻な状態に陥り、冬眠ポッドの故障から甲板長のガス(ローレンス・フィッシュバーン)が目覚める。アヴァロン号への全アクセスが可能なガスが目覚めたことにより、問題の把握と修理が進み、事態の収拾がつくと思われた。しかし、突然の重力装置の停止事故により、船の恒常性維持機能が停止寸前の状態にあることが明らかとなる。事態を重く見たガスの徹底調査により、アヴァロン号は2年前の小惑星との衝突の影響で、航行や電力供給に不可欠な核融合炉が機能停止寸前であると発覚する。このままでは船は完全に機能を停止し、船内の人間が一人残らず死に絶えてしまう事態になりかねない。 3人は核融合炉の故障の原因を探ろうとするが、冬眠ポッドの故障の影響で新陳代謝を狂わされていたガスの体内は深く傷ついており、その寿命が残り少ないことが判明する。ガスはひどく動揺するが、覚悟を決めジムとオーロラに自身のアクセス権を託し、2人に看取られる中、息絶える。 2人は核融合炉の修理に取りかかるが、修理を完了するには炉内の熱を排熱孔から放出する必要があり、故障の影響で排熱孔は船外からの手動でしか開けなくなっていた。ジムが船外に出て命がけで排熱孔を開き、核融合炉は限界寸前で正常に戻るが、熱が放出された衝撃によってジムは宇宙空間に吹き飛ばされてしまう。オーロラは船外に飛び出してジムを救出し、すぐさま医療ポッドへ運び込む。一時は死亡と診断されたジムだったが、あらゆる手を尽くして蘇生に成功する。 その後、2人の関係は一連の出来事で修復する。そしてジムはガスに与えられたアクセス権で、医療用ポッドを利用して一人だけ冬眠状態に入ることができるとオーロラに告げる。ジムは目覚めさせた償いとして冬眠ポッドを譲ろうとするが、結局オーロラはそれを拒み、ジムと2人で最期まで暮らすことを決意する。そしてジムは、かつてできなかったオーロラへのプロポーズをし、オーロラは受け入れ、2人で星の旅を生き続ける。 88年後。目的の惑星に到着する5か月前に、乗組員の冬眠ポッドが起動する(乗客の起動はその1か月後)。船長以下、目覚めた乗組員たちがフロアで見たものは、一帯を覆う緑の木々と、その中心に鎮座するようにそびえ立つジムが植えた木であった。オーロラの遺言となるアナウンスにより、徐々に人々は、自分たちが眠り続けた間に起こった危機と、2人の物語を知ることになる。
油彩No.354.
「ポルトガル淡彩スケッチサムネイルもくじ」
2571-2690 2451-2570 2331-2450 2211-2330 2091-2210 1971-2090 1851-1970 1731-1850 1601-1730