たけのこ新聞の事件簿

離婚をきっかけに、今まで心に溜めていたことを書いています。離婚、エコ、世間の常識(のようなもの)についての疑問などなど。

50代専業主婦 離婚した! 9子どものこと②

2023年03月08日 | 離婚

 

家裁でも、私に親権を譲りたくないつれあいは、調停員さんに説得されていた。どこで調べたのか、海外で共同親権なる制度があるらしい(日本でも今、議論されている)。今のところ日本では一方の親しか親権を取れないが、将来共同親権が可能になったら、再度話し合いを持つという条項を加えてほしい…と、つれあいは要求していた。絶対嫌だと思った。

おりしもその直後、ニュースで共同親権が話題になっていた。共同なんて無理。調停員さんは私に、どうしたいのか聞かなかった。私も聞かれなかったので何も言わなかった。ただ、調停員さん同士で「まだ日本にそのような制度はないし、今後どうなるかもわからないのに、調書に載せるのもねえ」と話しているのを聞いていた。最終的につれあいの要求は調書に載らなかった。また、養育費を子どもの口座に振り込むという主張も黙殺されていた。

そうした(私から見たら)面倒でおかしな要求を聞くにつけ、家裁に申し立てをしてよかったと思った。自分の感覚が一般的なものなのか、非常識なものなのかが、つれあいの罵りの中にいると分からなくなったりする。調停員さんの言動の中に、自分の判断の真っ当さの基準を置いていたと思う。

 

その後の親権の手続きについては、家庭裁判所の項でも少し書いたが、以下の通り。加えて、印鑑や身分証明(免許証など)は、いつ必要になるか分からないので、必ず持ち歩いていた。

1家裁での調停最終日、子の氏変更の申し立てをするための書類をもらっておく。

2離婚届けを役所に提出。その際、実家の戸籍に戻らず、新たに自分の戸籍をつくる(ここに、子どもの戸籍を入れるため)。

3離婚届けが反映された母の戸籍と父・子どもの戸籍、子の氏変更の申し立て書を、家裁に提出。

4家裁から審判所謄本が送られてくる。

5それを役所に提出。

子どもの年齢が15歳以上の場合、子ども本人が手続きをすることになる。学校が早く終わる日を見計らって役所へ連れていく。