たけのこ新聞の事件簿

離婚をきっかけに、今まで心に溜めていたことを書いています。離婚、エコ、世間の常識(のようなもの)についての疑問などなど。

50代専業主婦 離婚した! 16いろいろない!けどそれがどうした①

2023年03月24日 | 離婚

さあ引っ越して別居だっ!と晴れて自分の(借りた)家へ移ることになった。その時持ち出したのは婚礼家具と布団、学習机、車くらいか。大きな電化製品やカーテン、照明は新調したし、炊飯器、鍋釜(おっと、釜はない)、調理器具などはリサイクルショップで調達した。炊飯器は不要かと思ったけども、子どもに炊飯を任せる機会が増えるので購入。生活してみるといろんな場面で不足を感じた。

「よし、断捨離だ!」

いやいや、断捨離は不要なものを手放していくことで、もともとモノがない我が家で使う言葉ではない。以前からすっきり暮らすことに憧れていたので、これはチャンスだと思った。足りないと感じたときの工夫が楽しかった。

 

モノをため込む人間がいると、家の風通しが悪くなり、ホコリがたまり、狭くなり、探し物が増え、イライラが募る。程度にもよるけれど。自慢じゃないが(自慢することではないが)うちはすごかった。つれあいの給与明細は仕事に就いた時の物からずっと残してあったし、何に使うのか通勤用の使用済み電車の回数券も何十枚と積んであった。買ったまま10年以上放置のプラモデルや塗料。例を挙げればキリがない。

意味不明の捨てられないモノを羅列すれば、本の1ページくらいにはなりそう。捨てようとすれば怒るし、かといって自分で片付けるわけでもなし。そのくせ家が埃だらけだと、無能な主婦(私のこと)を罵る。最後は離婚活動に気力を取られ、掃除をあきらめていた。家の中を見回すだけで、気が滅入っていった。