お金・財産分与については、家庭によって大きく事情が異なるので、私の体験が読む人の役に立つのか、どうも心もとない。
結婚前の預貯金は誰にも言わずにずっと持っていた。別に結婚当初から仲が悪かったわけでも、離婚を決めていたわけでもない。でも今回、この預貯金があって良かったと心から思った。少ないながらも、それが私の心を支えている。
離婚直前、つれあいはしつこく私の貯金額を聞いてきた。自分は言わないくせに。
という訳で、よく言われているように、まずは自分と家庭内(つれあいの分も含めて)の財産について把握することが大切。とはいえ私の場合、つれあいがフトコロにどれだけ持っているか、全くわからなかった。かろうじて職場の積立預金額を知っていたくらい。つれあいは退職金の金額も、なんだかんだと言って調べようとはしなかった。明らかに少ない金額を提示してきた。まぁいいや。それ以上は無理だろうと見切りをつけた。
時々チェックしていた生活費口座のお金が、万単位で減り始めた。勝手に出金されるような口座では財産分与も望めない。一度だけ、どうして引き出したのか聞いたことがあるが「オレの金だ!」と逆ギレされた(聞いただけなのに、なぜケンカ腰で言い返されるのか?)。そして通帳自体もどこかへ行方不明に。こちらも、追及はやめた。追及するだけのエネルギーがなかったというのが正確なところか。
児童手当は急いで子供の学費口座に移した。
家裁を通じて、徹底的に調べることはできたかもしれないけど、しなかった。