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こちらの回路がツインOPアンプのOD1です。
クワッドの回路と見比べると、前後のバッファのトランジスタ回路を省いたもので全く同じOD1の回路ですね。
前後の回路がバッファであれば、音の色付けをしていないはずで、だとすればクワッドのOD1とほぼ同じ音が出てくると想定されます。
Zendriveと比較すると、
ドライブのボリュームは半分の500kΩになって、2段目の6―7番端子の間の間の10kΩがジャンパーとなって、コンデンサーは無しになっています。前後のカップリングコンデンサーはほぼ同じですね。初段の1-2番端子に100pセラミックコンデンサーが付き、クリッピングダイオードにFETが追加になります。
ほんの少しの差で、音が大きく変わるようですね。Zendriveは初段のブーストに後段のバッファが付いているようなものですね。
OD1の方は後段も、少しドライブに使用しています。
チューブスクリーマーは、ドライブはZendriveと同じ500kΩですね。倍の1MEGΩに変えると歪みの量を増やせます。
●考察:改造案の追加です。
・歪みの切り替え
前段の1―2番端子に繋がったダイオードを3段スイッチで、ダイオード、LED、クリップ
無しのダンブルモードを切り替えます。
・Fat切替
2番からアースに落ちている4.7kΩと0.047のコンデンサーで1マイクロと2マイクロのコンデ
ンサーをコンデンサーに並列に繋いで3段スイッチで切り替えます。
平行に繋がったコンデンサーは容量アップになるので、増える程低域が増えてFatになり
ますね。
・VOICE摘まみの追加
Zendriveについている摘まみです。
上記の抵抗をボリュームに変える。
とまあ、3種類の改造をご紹介しました。その他後段の、出力から入力に繋がった抵抗を大きくすると増幅度が上がって音の傾向が変わりまして、変化を楽しめるんですが1MEGぐらいまでですかね。余り大きくすると発信しやすくなるデメリットもありますので、その辺は塩加減ですね。滑り台の角度を変えるような調整ですね。
この辺のお試しをブレッドボードなら、半田あげ無しで試せます。ただし、気に入った音になるとばらせないので試験ではなく本番用になってしまう危険性大ですね。
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