ケイシロウとトークアバウト

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見てはいけないモノ😱

2021-01-04 23:33:00 | 日記




1960年代後半。

日米の大学アメフトの交流試合が行われ、
その際、
互いのチアリーディングが、
熾烈な応援合戦を繰り広げた。
その時、
日本側のチアに、
ズバ抜けたパフォーマンスをする女性がいた。
これを見た者は、
口々にこう言った。
「こんなパフォーマンス見たこと無い。地球規模を超えた銀河レベルや😳‼️」、と。
この事実は、
伝説になり、
このパフォーマンスを披露した女性は、
クイーンギャラクシアと呼ばれた。
が、
人目に出ることをはばかったこの女性は、
姿を消し、
伝説だけが残った。

そして時は、
今から20年前の2001年。

しのぶは大学のチア部で頭角を現して、
名が知れ出した。
チア部も、
そこそこに盛り上がっていた。
このチア部には、
クルミという、
山本彩似のオンナがいた。
クルミは、
アメフト部の嶋というオトコと付き合っていた。

そんな時、
チア部に、
全国のチア部のキャプテンが集まり、
お忍びで、
クイーンギャラクシアが来るとのことになった。
そして、
しのぶから、
クイーンギャラクシア様を見ることは許されないから、
集まりには絶対に来ないように厳しく言い渡された。
更に、
この言いつけを破ったら、
死罪に当たるとも言って来た🙀

クルミは嶋にそのことを話すと、
嶋から、
覗いて来いと唆された。
また、
クルミも、
クイーンギャラクシアの姿を見たくてたまらなかった。

前日から、
部のクローゼットに隠れていたクルミは、
人が集まる気配を感じた。
それで、
クローゼットの隙間から覗き見したら、
大きな布を被った等身大のモノがあった。
見たこともない老女が布を取ると、
デカいコケシやった😱
そしてコケシから、
「お前たちは、待ってくれ待ってくれと言い訳ばかりする。わらわは待つのが嫌いじゃ」と、
女性の声が響いた😱😱
しのぶたちは、
「申し開きもございません!クイーンギャラクシア様」と言って、
土下座🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️した😱😱😱❗️

クルミが驚いていると、
コケシは、
「北海道地区、男爵イモよ。わらわに報告せよ」と言った。
一人の女性がコケシの前に来て、
頭を下げたまま報告した。

次にコケシは、
「四国地区、どぶ板娘」と言った。
こちらも一人の女性よりの報告となった。

更にコケシは、
「九州地区、崩れ山笠」と言うと、
同じく一人の女性による報告となった。

そしてコケシは、
「中央地区、虫除け玉」と言うと、
しのぶがコケシの前でうやうやしく報告した。

その姿を見たクルミは、
吹き🤣そうになった。

その時、
コケシの声が、
「誰じゃ⁉️隠れておるもんは」と言った。
一同が騒ぎ出すと、
コケシは、
「クローゼットに隠れておるわ!わらわの目はふし穴ではない‼️」と凄んだ!

クルミはガク(愕)😱が入ったが、
すぐに、
真っ黒なサングラス🕶と白杖を取り出し、
視覚障害者のふりをして、
クローゼットから現れ、
そして出て行った。
しのぶはコケシに、
「クイーンギャラクシア様。ただのめくらでございます」と言った。
コケシは、
「ふふふふふ」と不気味な含み笑いをした。

その夜、
眠りこけていたクルミの部屋に母親が来て起こし、
外を見てと怯えて言った。

クルミが外を見ると、
たくさんの見知らぬ女性が、
コケシを掲げて、
クルミの部屋を見ていた。
ガク(愕)😱が入ったクルミの携帯が鳴った。
クルミは携帯を取り、
震えながら、
「もしもし。クルミちゃんです」と言った。
相手方は、
「クルミよ。わらわを侮るでない‼️」と凄んで来た。
クルミは泣き出し、
「申し訳ございませんでした。クイーンギャラクシア様」と詫びた。
同時に、
見知らぬ女性たちは帰って行った。

クルミは翌日、
しのぶにコトの次第を話した。
しのぶは呆れながらも、
全国の土産物店から、
コケシを有り金分取り寄せるように忠告して、
この話を、
20年間、
封印するように言い付けた。