眼鏡の痩せっぽちDQN女、オノウコ。
普通でさえ金の無い生活を、
オノウコのガチに高い馬鹿タレ私立高校の学費の為、
家は、
激貧の底に沈んだ。
オノウコの母、ママウコは、
オノウコが死ぬように、毎日、お百度を踏んだ。
が、
オノウコの父、パパウコは、
オノウコの為なら、自分の命捧げると告白する程に、オノウコをかわいがった。
そんなオノウコの高校時代、
ママウコは、
電気代節約の為、
テレビを見せなかった。
そこで、
パパウコは、
オノウコかわいさの為、
紙芝居をしてやった。
それは、
ドラマ、天気予報、歌番組からCMまで、
多岐に渡るモンやった。
近所で、
地区の野球大会があった。
自称、元高校球児のパパウコは、喜んで参加した。
そして、
ヒット打ったのはいいけど、
一塁に走らずに三塁に走って、ヘッドスライディング‼️
そのまま、死んだように動かなくなった。
パパウコは、よく、
近所の神社に行った。
そして、
宝くじ当てなかったらもう来ませんと祈った。
この祈りは、
15年の時を経て、
今も続けられている。
毎日のように、
ママウコに首を絞められるオノウコ。
その度に、
パパウコは、
ママウコの暴力がおさまりますようにと、
仏壇に手を合わせた。
そんな父親やけど、
オノウコは、
パパウコが大好きやった。