ケイシロウとトークアバウト

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そこを開けたら----

2021-09-30 23:46:00 | 日記




ナルオという高校生がいた。
ナルオの住む家には、
ずっと使われていない空き部屋があり、
この部屋に、
一度も開けられたことのないドアがあった。

ナルオは物心ついた時から、
両親に、
あのドアを開けたら駄目か😦❓と問うと、
決まって両親は顔を曇らせ、
「開けん方がええやろ」と呟いて、
すぐに話題を変えるんやった。

そんなナルオが13歳のとき、
ナルオの母は、
難病の為、
病室にて、
最後の時を過ごしていた。
その際、
母親はナルオに、
「あのドアだけは開けないでね」と言い、
蓮の咲いてるところに旅立った🙏

あれから4年。

17歳のナルオは、
あの空き部屋のドア🚪から、
どうしても、
気が移ることはなかった。

ある日、
誰も家にいない時、
空き部屋に行って、
ドアを開けようとしたら、
ちょうど、
父親から、
スマホに電話が入った。
父親は、
「何してる?」と問うので、
ナルオは、
アカペラでRADWIMPSの「前前前世」を歌い出した。
父親は、
「上手いな!」とほめて、
「あのドアを開けるなよ」と言って、
電話を切った。
それで、
テンション下がったので、
ナルオは自室に戻った。

時が180日過ぎる。

その日、
父親が脳梗塞で倒れたので、
救急搬送された。

ナルオは、
病院で父親の無事を知らされ、
帰宅した。

自室でパソコン💻ゲームしてたが、
集中出来ない😦
なぜなら、
あのドアを開けるチャンスは今しかないと、
ついつい思ってしまうからやった。
が、
ナルオは煩悶した。
煩悶して煩悶して、
ティッシュ片手に悶々した後、
空き部屋に向かった。

そして、
あのドアの前に立つナルオは、
心臓バクバクに緊張しつつ、
口呼吸しながら、
ドアを開けた。

そこには、
ただの壁だけがあった。
そして、
こう、
張り紙されていた。

『ここを開けたキミに問う。
ここに壁の他何かあるか?
ここを開けて、
何か変わったか?
1分は60秒。
1時間は60分。
1日は24時間。
1年は365日。
そばを食うよりも、
うどんの麺の方が太いから腹がふくれる❓
パスタ食うよりも、
マカロニの方が太いから腹がふくれる❓
ここを開けたキミ。
もう、
現実はわかってるんだろ❓』

ナルオは何度も何度も、
この張り紙に書かれた文字を読んだ後、
ドアを閉めて、
自室に戻り、
パソコンゲームを再開した。

翌週、
父親が退院した時、
ナルオは、
思いきって父親に、
あのドア🚪を開けたことを話した。
父親は無表情に頷いて、
「ふうん。それで、なにか見つかったか?」と尋ねた。
ナルオはスマホを出して、
YouTubeの、
ナードマグネット「僕は知らない」のLyric動画を出して、
曲に合わせて歌詞見ながら歌い出した。
父親は無言で聴いていた。
ナルオは歌いながら、
席を立って、
自室に戻った。

しばらくして、
父親が入ってきた。
そして、
自分の思い出話をした。

それは、
父親が13歳のとき、
夜道でヤンキーたちに囲まれた。
集団でボコられようとされたとき、
一人の高校生が来て、
ヤンキーたちにお叩き入れて、
父親を助けた。
その高校生が無言で去ろうとしたとき、
父親は、
名前を教えてくださいと頼んだ。
高校生は言った。
「オレはレオ!上から読んでも下から読んでも、右から読んでも左から読んでも、オレはレオ!」と答え、
そのまま歩き去った。

父親はナルオに言った。
「俺もお前も壮大な人生という名のパズルのワンピースやけど、ワンピースやからこそ、完成させる為に、絶対にいるもんや。アニメのONE PIECEもハヨ終われハヨ終われ言われてるけど、本当に終わったら、ナニカ物哀しくないか?」、
と。



高き御不浄

2021-09-29 20:15:00 | 日記




今から10年前。

ウミノという独身男性が、
とある田舎に住んでいた。
家は、
すぐ後ろが裏山やったけど、
古びていながらもデカかった。
ただ、
難を言えば、
御不浄(ごふじょう)ことトイレが、
裏山の上にあることやった。

ある日、
凄まじい地震で家が揺れたが、
物が落ちる程度におさまった。

地震が収まると、
緊張感が取れて、
用を足したくなった。

それで裏山のトイレへと登った。
(家からトイレに上がるまで10分もかかったという😳ナンの目的でこんなコトになったのか🤔山作業優先思想かナニかか🤔🤔❓❓)
ところが、
寒かったせいもあったので、
大きくキバろうとして、
しゃがんだ。
満足行く結果に至るまで、
かなり長い時間がかかるんやけど、
毎日の慣れごとになっていた。

その時、
形容し難い大音声が迫り、
同時に、
形容し難い衝撃が走った!

が、
ナニゴトもなく落ち着いた。
ウミノはホットして、
家に降りようとしたら、
家は瓦礫の山と化していた😱
津波に襲われたからやった。

ウミノは狼狽して、
「家が無い‼️家が無い‼️便所だけあって家が無い‼️」と叫んだ!

が、
裏山のトイレに行ったおかげで、
命拾いしたんやから、
後々、
感謝の2文字をもって、
ウミノはトイレに登ることとなった。
その時から、
高き御不浄というようになったらしい。




夕暮れの半グレ

2021-09-28 22:14:00 | 日記




とある夕暮れ時の街に、
数人の半グレがたむろして、
道行く通行人をからかっていた。

そこに、
目を閉じた80代のジジイが、
点滴スタンド持って、
杖をついて、
よろつきながら歩いて来る。
生汗出して、
今にも倒れそうに歩くジジイの元に、
半グレのリーダーが来た。
そして、
「よぉ😛死にかけ😛😛」とからかって、
ジジイを突いた。

が、
ジジイはすぐに杖で、
半グレリーダーのスネをぶっ叩いた‼️
半グレリーダーは大絶叫して倒れ、
足を押さえて泣き叫んだ‼️

他の半グレたちが驚愕してる横を、
ジジイは、
体を痙攣させながら歩き過ぎ、
そのまま前方にある居酒屋に入って行った。
店内からは、
「いらっしゃい‼️ジャスティン‼️」という元気な店長の声が響いた。

ケイジロウ、レフティ、
これが夕暮れの半グレ、
別の言い方すれば、
落日の半グレの話や!



ヤマカガシが這ってくる😳

2021-09-27 23:07:00 | 日記




ケイジロウ、レフティ、
今朝は心臓急停止もんやった🙀
やって、
エレベーターで一階に降りたら、
すぐ目の前に、
蛇が這っていた。
短くて小さな蛇やったけど、
俺は、
見なかったことにする為に、
再びエレベーターで上に上がった。

20分くらいして、
また、
一階に降りた。
いなくなってた。

蛇はヤマカガシという毒蛇やけど、
マムシと違って、
大人しい。
けど、
こんな、
人家が密集してるところにナンで🤔

と思ってたときに、
花壇の方から、
花愛好ジジイのミヤザキが、
「これがうなぎやったら」という独り言が聞こえたので、
そこに、
ヤマカガシがいることを悟らされた。

そんなときに、
大泣きじじいが、
きゃりーぱみゅぱみゅの「チェリーボンボン」の鼻唄しながら、
ミヤザキのところに来た。
そして、
ヤマカガシがいるであろうところに視線を移し、
「おお、ヤマカガシやないか!相変わらず、元気そうやないか!」と声をかけた。
(ケイジロウ、レフティ、朝もハヨから蛇に話しかけるじじいも珍しいぜ!)

そんなところに、
今度は、
馬爺が来た。
そして、
ヤマカガシがいるであろうところを見つめ、
「ヤマカガシやないか⁉️毒蛇や!フマキラー持って来るわ」言うて、
急いで家の方に駆けて行った。
俺は、
馬爺の後ろ姿を見ながら、
「そんなモンで死ぬか😛⁉️」と心に思った。



ブッチャーとシンはどっちがワルか🤔⁇

2021-09-26 19:43:00 | 日記




結論からいって、
100%ブッチャー‼️
理由は、
とある事件をめぐってのことで、
後述する。

今のハイレベルのプロレスからは、
想像すら出来なかったのが、
昭和プロレス。
ベビーフェイスという正義のレスラーに、
ヒールという悪役レスラーが襲いかかる。
今のプロレスヒールと違って、
昭和プロレスは、
むちゃくちゃやったという🙀‼️

日本プロレス史に残る4大ヒールといえば、
フレッド・プラッシー😈
ザ・シーク😈
アブドーラ・ザ・ブッチャー😈
タイガー・ジェット・シン😈

この4人超えは、
現プロレス界においては無理😳
それほど、
この4人はワルかった。

特に、
ブッチャーとシンは、
全日本プロレスと新日本プロレスという、
昭和期に対立して、
交わることのなかった別々の団体に上がって、
それぞれ悪名をほしいままにした。

シンは、
サーベルを主な凶器として、
ブッチャーは、
フォークを凶器にした。
シンはズルくて、
基地外ファイトの天才!
ブッチャーは、
残酷な試合内容が多かった。
(ケイジロウ、レフティ、いくら反則カウント5秒までとかいっても、相手の胸にビール瓶割って刺すか😱⁉️)

このブッチャーとシン。
全日本プロレスで後々、
タッグを組んだり、
試合したりしてるけど、
プロレスマニアから、
どっちがワルなのかの判別は付いていない。
シンは、
アントニオ猪木の伊勢丹襲撃などの、
路上暴行もしてるし、
ブッチャーは、
アメリカでは、
当たり前のように路上暴行してる。
ホンマに、
どっちがワルかはムズいところ。

ところが、
とんでもないことが、
この二人に起こった。

ナンと、
ブッチャーとシンが、
日本のとあるホテルに一泊した際、
翌朝早く、
ブッチャーは、
宿泊代を払わずに立ち去った。
フロント側は、
シンに二人分の宿泊代を要求。
シンは絶ギレしながら、
ホテル代を払ったという。
これが、
ブッチャーの宿泊代踏み倒し事件といわれた一件や。

ここでわかる通り、
相手にひとことも告げずにトンズラかまして、
宿泊代を払わせるなど、
犯罪なんやけどね😳

こういう訳で、
ブッチャーが、
一番のワルやと証明された!