モーさんと話をしていた時、
いきなりこう言われた。
「凶公。子供時代は俺らの思い出で、俺らは子供時代の夢なのか------」、と。
俺は、
答えに窮した。
理由は、
トイレに行きたくてたまらんやったからや。
そういう訳で、
俺がトイレから帰った後で、
モーさんの子供時代が語られた。
プレステもスマホも無い、
モーさんの子供時代。
楽しみは、
ダチと遊びまくることやった。
そして、
冬の季節は、
自然に、
ダチの家へと、
交代するカタチで、
お邪魔しますの日々となった。
ここに、
台湾から来た、
王(ワン)という子供が引っ越して来たので、
モーさん達との遊び仲間になった。
が、
王(ワン)は遊び仲間ルールをスルーして、
自分の家にモーさん達を連れて行かなかった。
それで、
モーさんの真ダチのヒラカワが、
「オウ😡オウ😡オウ😡オウ😡おう(王)ちゃん!ナンでお前は家に上がらせないんだよ⁉️ルール無視するなら仲間外れにするぞ!」とキレた。
王(ワン)はしばらく考え込み、
モーさん達に、
「僕のおうちにおいでよ方々」と言った。
モーさんはうれしそうに、
「おう(王)ちゃんの家に行けるよ」と喜んだ。
そういう訳で、
王(ワン)に連れられて、
とある家の裏に行った。
そこには、
小さな犬小屋があり、
王(ワン)はモーさん達に、
「窮屈かも知れないけどお入りよ」と言った。
モーさん達は一斉に、
「オオ😵😵😵」と驚きながら、
犬小屋を凝視した。
モーさん達は、
「お邪魔します」と言って、
犬小屋に入ろうとしたが、
不可能やった。(当たり前と思うけど🤔)
すると、
犬小屋のある横の家で、
「ワオーン❗️」という男性の大きな叫び声が響き、
40代ほどの男性が出てきた。
そして、
モーさん達に、
「今からお前らに尋ねる。ここに残って不幸になるか?家に帰って不幸にならないか?」と問うと、
モーさん達は一目散に家へと駆けた!
走り出したモーさん達の背後から、
再び、
「ワオーン❗️」という男性の大きな叫び声が響き渡った。
この日を境に、
王(ワン)が、
モーさん達の前に現れることはなかった。
噂では、
祖国にすぐに帰ったという。
こうした謎に満ち、
玉虫色に染められた王(ワン)の思い出は、
時間経過とともに、
色褪せた。
そして最近、
ヒラカワと偶然再会したモーさんは、
ヒラカワから、
王(ワン)の一家が、
不正で不道徳なホットドッグ🌭屋をしていて、
それがバレて、
父親のメンタルが外れて、
帰国したんやと聞かされた。
モーさんは、
王(ワン)一家の不正で不道徳なホットドッグ🌭屋という意味が、
動物愛護の精神から、
痛みを伴いながら理解した。
そして、
王(ワン)一家のホットドッグ🌭屋に行かなくてよかったとうれしく思った。
こうした子供時代の思い出を語ったモーさんは、
もう一度俺に言った、
「凶公。子供時代は俺らの思い出で、俺らは子供時代の夢なのか------」、と。
俺は再び答えに窮した。
理由は腹が減ってたからや。
けど、
ホットドッグ🌭は食いたくなかった。