もともと単独生活者で、気ままに、誰に気遣うことなく生きてきたネコたちは、
飼い主には、子ネコとして接し、母ネコが子ネコに尽くすような無償の愛を求めています。
人間は社会性動物で面倒な人間関係を維持し、一緒に仕事する人とは協調性が必要になり、
上の人には命令に従ったり、不満アリでも我慢したり・・・いろいろ大変です。
しかし、自分の赤ん坊や幼児に対しては、無償の愛を与え続けます。
ネコは人間にとって、この赤ん坊と同じような存在なのです。
ネコは、なにも人間とうまくやっていこうなんてこれっぽっちも思っていないのです。
子ネコとして、甘えたり、エサを求めたり、遊び相手として遊ぶのを要求したりと一方的なのです。
そのような要求に飼い主を従わせるために手練手管を使って人を籠絡しますけど・・・・
ネコはいつまでも子ネコとしての存在であると気がつけば、そんな苦労も
無償の愛を与えられる存在がいると思えば、喜びでもあるわけです。
ちゃーちゃんも11才で、ネコとしてはおばさんですが、いまだに子ネコみたいに甘えてきますし、
いろいろわがまま言ってきます。でもそれがまたかわいいのですね。
甘え上手に翻弄されて、無償の愛を与え続けて、今日も一日過ぎてゆきます。