辻井伸行さん、
ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝
おめでとうございます。
「神様から授かった贈り物」
まさにそうですね。
「才能」という言葉だけでは言い表せない、なにか。
ピアノが好き、演奏することが好き。でも、それだけでは
得ることのできないなにか。
2歳3か月、お母さんの歌うジングルベルを聞いて、
おもちゃのピアノで演奏したことが始まり。
4歳から本格的にレッスンをはじめ、
10歳でオーケストラと初共演。
経歴だけ見るとすごいとんとん拍子に来た人のように見えますが、
そのために、どれほどの練習を積み重ねてきたのでしょう。
「練習をし続けること」とういことは大きな才能だと思います。
もともと持ってるものにどれだけ磨きをかけられるか、
一つのことを追求していけるか。
「続ける」簡単なようで、とてもむずかしいことです。
今回の報道では‘全盲’という見出しが必ず付いていて、
それは確かに、感動的に素晴らしいことなのですが、
そういうことを抜きにしても、このコンクールでは
日本人初の快挙という、とてもすごいことなんですよね。
純粋に‘演奏’という部分で評価を得たわけです。
彼自身にはハンデではあるけれど、コンクールにおいて、
それは決してハンデとはなり得ず、彼の創り出す‘音’
のみが、人々を感動させ、今回の賞につながったわけです。
一番感動的な音を紡ぎ出した人が、たまたま目の見えない
人だったということなんですよね。
審査員のかたの「全盲のハンデがあるからではなく、一音
楽家として聴きたい」という言葉があってのこの受賞。
辻井さん本人も、彼を支え一緒に頑張ってきた周りのみな
さんも本当にうれしかったことと思います。
ほんとうにおめでとうございます。
まだまだ二十歳。
これからももっともっと音楽を愛して、
素晴らしい演奏を聴かせてくださいね。
このところ、嵐うたの耳コピにハマっていた娘が
おもむろにラフマニノフだのブラームスだの弾き始めました。
単純だの~。
そういう私も、ずっと入りっぱなしだった嵐のCDを取り出して、
久々にショパンの練習曲などかけています。
すぐ影響されちゃう、おバカ母娘なんです。