浅草にある産業貿易センターで開かれている「伝統工芸士とたいけんフェス」というものに行ってきました。
東京の伝統工芸品を作る人の中でも、特別に認定を受けているのが東京都伝統工芸士なんだそうです。普段ならなんだか敷居が高そうですが、このフェスでは、伝統工芸士の方自らが先生となって、ワークショップを開いています。作り方はもちろん、普段の仕事の様子や下町らしいおもしろいお話しなどいろいろ聞くことができます。
壁沿いにぐるりとブースが並んでいます。まんなかが体験コーナーです。全部で15種類のワークショップがあります。
まずは七宝焼きへ!
けっこう混んでましたね。チケットを買って20分ほど待ちました。料金は材料費の700円のみ。ペンダントやバングル、ネクタイピンなど10種類以上ある中から好きな形を選んで、土台の上に細かいガラスを乗せていきます。
私はしずく型の青い土台を選びました。銀箔が貼ってあるので、それに合うような釉薬(ペースト状)やカレット(細かいガラス片)を乗せていきます。それを800度の窯で焼いてもらってできあがり。こんな短時間で、しかも700円でできたとは思えないステキな仕上がりです。
最初のワークショップでテンションあがりまくり、写真を撮ることをすっかり忘れていました。あー、残念。
次は無地染めのワークショップ。手ぬぐいの絞り染めです。こちらは1000円。
真っ白い手ぬぐいに、ゴルフボールやビー玉、様々な大きさのものを包んで縛ります。このゴムの部分には染料が入らないのでそれが模様になるそうです。
できあがったら、染料で煮てもらいます。色も好きな色に調合してくれます。夏気分を盛り上げるオレンジにしました。
伝統工芸士というとなんだか堅苦しい気がしますが、おしゃべりのおもしろい下町のおじさまって感じですね。
染めあがったら、水洗いして、ビー玉を外し、乾かします。鮮やかなオレンジが眩しいですね♪
次は組みひも体験です。
こちらの龍工房では、国内を流通している絹の中でも1%ほどしかないという純国産の絹糸を使って指編みができます。
輪になっている3本の糸を指にかけて編んでいきます。ちょっとした力加減で編み目が変わってしまうところがむずかしくもありおもしろいところでもあります。
こちらはくみひもの実演。規則正しく手を動かしながらいろいろなお話しを聞かせてくれます。糸巻きを持たせていただいたのですが、予想外の重さにびっくり。中に鉛を入れて、重さを調整しているそうです。この重さでくみひもの締め具合がかわってくるのだそう。かたんかたんと滞りなく動く様子はいつまで見ていても飽きません。こちらの職人さんも伝統工芸士さん。見た目はチャラいですが(ごめんなさい)話し方もしっかりしていて、ちょっとした疑問にも丁寧に答えてくれました。伊勢丹のショウウインドウに使われていたり、海老蔵さんの羽織の紐を作っていたりとすごい職人さんなのですが、話しやすくて感じのいい、真面目そうな人でした。
次は機織り体験です。鶴の恩返しに出てくるような機織り機でコースターを作ります。
機織り機にセットされている縦糸に横糸を通して、パタパタとやるだけなのですが、これがけっこうむずかしい。引っ張り過ぎると幅が変わってしまうし、ゆる過ぎると横に弛みが出てしまう。糸を通すときの角度にも影響されるし、気をつけるところはたくさんあります。やっぱり、きれいに、売り物になるように作るというのは大変なことなんですね。でも、すごく楽しかったです。次にやるときはもうちょっとうまくできるといいなぁ。
今日作ったものたち。七宝焼きの奥深い色味がきれいですね。
手ぬぐいもとてもステキな色味です。桃色の手ぬぐいの竹のような模様は割り箸ではさんでしばったものです。これもまたステキ。
この「たいけんフェス」は今年初めての試みだそうです。夏休み初めのこの時期にぴったりなイベントですよね。たくさんの親子連れが「夏休みの宿題に」と話していました。小さいうちにこういう経験をした子供の中から、将来の職人さんが出てくれたらステキですね。
今回のイベントは木曜、金曜の2日間なのですが、社会人の友人も行きたかったなーという人がけっこういました。次はぜひ、週末に絡めて開催してもらえるとうれしいです。
東京の伝統工芸品を作る人の中でも、特別に認定を受けているのが東京都伝統工芸士なんだそうです。普段ならなんだか敷居が高そうですが、このフェスでは、伝統工芸士の方自らが先生となって、ワークショップを開いています。作り方はもちろん、普段の仕事の様子や下町らしいおもしろいお話しなどいろいろ聞くことができます。
壁沿いにぐるりとブースが並んでいます。まんなかが体験コーナーです。全部で15種類のワークショップがあります。
まずは七宝焼きへ!
けっこう混んでましたね。チケットを買って20分ほど待ちました。料金は材料費の700円のみ。ペンダントやバングル、ネクタイピンなど10種類以上ある中から好きな形を選んで、土台の上に細かいガラスを乗せていきます。
私はしずく型の青い土台を選びました。銀箔が貼ってあるので、それに合うような釉薬(ペースト状)やカレット(細かいガラス片)を乗せていきます。それを800度の窯で焼いてもらってできあがり。こんな短時間で、しかも700円でできたとは思えないステキな仕上がりです。
最初のワークショップでテンションあがりまくり、写真を撮ることをすっかり忘れていました。あー、残念。
次は無地染めのワークショップ。手ぬぐいの絞り染めです。こちらは1000円。
真っ白い手ぬぐいに、ゴルフボールやビー玉、様々な大きさのものを包んで縛ります。このゴムの部分には染料が入らないのでそれが模様になるそうです。
できあがったら、染料で煮てもらいます。色も好きな色に調合してくれます。夏気分を盛り上げるオレンジにしました。
伝統工芸士というとなんだか堅苦しい気がしますが、おしゃべりのおもしろい下町のおじさまって感じですね。
染めあがったら、水洗いして、ビー玉を外し、乾かします。鮮やかなオレンジが眩しいですね♪
次は組みひも体験です。
こちらの龍工房では、国内を流通している絹の中でも1%ほどしかないという純国産の絹糸を使って指編みができます。
輪になっている3本の糸を指にかけて編んでいきます。ちょっとした力加減で編み目が変わってしまうところがむずかしくもありおもしろいところでもあります。
こちらはくみひもの実演。規則正しく手を動かしながらいろいろなお話しを聞かせてくれます。糸巻きを持たせていただいたのですが、予想外の重さにびっくり。中に鉛を入れて、重さを調整しているそうです。この重さでくみひもの締め具合がかわってくるのだそう。かたんかたんと滞りなく動く様子はいつまで見ていても飽きません。こちらの職人さんも伝統工芸士さん。見た目はチャラいですが(ごめんなさい)話し方もしっかりしていて、ちょっとした疑問にも丁寧に答えてくれました。伊勢丹のショウウインドウに使われていたり、海老蔵さんの羽織の紐を作っていたりとすごい職人さんなのですが、話しやすくて感じのいい、真面目そうな人でした。
次は機織り体験です。鶴の恩返しに出てくるような機織り機でコースターを作ります。
機織り機にセットされている縦糸に横糸を通して、パタパタとやるだけなのですが、これがけっこうむずかしい。引っ張り過ぎると幅が変わってしまうし、ゆる過ぎると横に弛みが出てしまう。糸を通すときの角度にも影響されるし、気をつけるところはたくさんあります。やっぱり、きれいに、売り物になるように作るというのは大変なことなんですね。でも、すごく楽しかったです。次にやるときはもうちょっとうまくできるといいなぁ。
今日作ったものたち。七宝焼きの奥深い色味がきれいですね。
手ぬぐいもとてもステキな色味です。桃色の手ぬぐいの竹のような模様は割り箸ではさんでしばったものです。これもまたステキ。
この「たいけんフェス」は今年初めての試みだそうです。夏休み初めのこの時期にぴったりなイベントですよね。たくさんの親子連れが「夏休みの宿題に」と話していました。小さいうちにこういう経験をした子供の中から、将来の職人さんが出てくれたらステキですね。
今回のイベントは木曜、金曜の2日間なのですが、社会人の友人も行きたかったなーという人がけっこういました。次はぜひ、週末に絡めて開催してもらえるとうれしいです。