外を歩いていても、うすい色の花びらが一重を精いっぱい誇示する如く開いているのが目立つようになった。いよいよ、花見の季節到来だ。
どんな種類の花でも、きれいだと感じられるのは感じられる。そして、心が弾んだ。これって、感動するってことでしょう
しかし、わたしは気づく。満開の桜やあざやか色合いの花を見ても、どうでもいいやという気分になることを。
そして、何の前触れもなく気持ちが落ち込む。思えば、大した理由も見当たらない。何もやりたくないし、ぼんやりしているのも苦手 昔から、何かしていないと損をしたような気持ちになるのだ。これって、かっての日本人がそうだったらしい。何かの本に書いてあった。
たまにはボンヤリするのもいいと、西洋人がリラックスしてエネルギーを蓄え、休みが終わったら仕事をももりもり、こなしていく。これは、誰かが言っていたような つまり、日本人て休みかたが下手でということ。これ、飽くまでも一般論であって、現代人には当てはまらないかもしれない。わたしが言う日本人は終戦直後の人々だ。因みに、わたしの祖母もそうだった。
陽気に誘われ? ときどき、こんなことを呟いている。
道端で隠れるように咲いているのがいじらしい!