どちらかが独りになるまで、わたしは心身ともに綱渡り人生から逃れられないと思っています。あの子を甘やかしてしまった自業自得でしょう。
でも、今でも思うのです。本人がいちばん辛く分かっているんだと。けれど、今更どうしようもない。カネ、カネ&&&&& おカネさえあげれば、あの子は満足する。色んな人に相談しても、所詮は無経験者。アドバイスを一生懸命してくれるけど、おなじ人間だから捻り出されるアイデァはそんなに変らない。
わたしは余りにも自助努力を怠っていました。人に頼ろうとばかり、無意識ながらしていたような気がします。
やっぱり、わたしは鬼になります。故人の気持ちを考えたら、あの子におカネを使いたくない。いえ、使っちゃいけないんだ。
正直に言います。今の威嚇めいた喋り方が続くかぎり、わたしは故人の方が愛しい。それが変らぬ気持ちです。そして、その気持ちをおもてにて出して行きます。わたしは誤魔化しません。
さて、これから、あの子にどう対応して行くか?やっぱり、わたしは鬼の母ですね。
そうは言っても、いつも心配だし腹がたつ。わたしの心はいつも宙ぶらりんでくるしい。 何処か、思い出せない
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