春のお彼岸、ここへ来て何回目になるのだろう。また、廻って来たのがうらめしい
白やピンクの梅が咲いて、ホーホケキョ、たどたどしい囀りがきこえ いつの間にか、声もしっかりして当たり前のように鳴いていた。まだ大きくないけど、ハクモクレンの花が公園のあちこちに見られるようになった。
気がついたら、たこやきやさんやたいやきやさんの屋台が道端に組み立てられていた。
ヒクヒク、わたしは鼻をうごめかす。お線香のいい香りが もう、今年もお彼岸かぁ。ここは公園墓地。手に手に花束やお線香を持った人たち。お墓にぬかずく老若男女。
見上げると、桜の蕾がはちきれそう ああ、今年も、わたしに変化はなかった。それにしても、ときのながれの何とはやいこと。
ね、そちらじゃ、どうなのって聞いてみたい。たまには、わたしもゆっくりと感じてみたい
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