多聞月記

シルクドゥソレイユのドラリオンをきっかけに中国雑技、サーカス好きになったおっちゃんの月記

身近なものから生まれる興奮と感動 

2012-06-30 10:00:00 | Weblog
イスを究極的に縦に並べていくと

こんな技が完成します.
クーザのバランシングオンチェア.

サーカスではよく見かける技です.
たまに大道芸でも見かけますが,風の影響とかもろに受けそうです.
イスなんてそこらへんにあるものですが,それを横ではなく縦に並べちゃおうっていう発想.
子供の頃に学校とかでイスや机を縦に~ってやったことあると思いますが
そういう誰もが子供の頃にやっちゃうことを,その想像を超えた高さまで

サーカスの技で使う道具は身近な感覚があればあるほどおもしろいって思います.
私が世界で最も美しく,愛する演技“バレエオンライト”だって下に敷いてるのは
ただの電球・・・たぶんLEDでもない(笑)?
エアリアルシルクはただの布(実際の素材は別として).
空中ブランコも元の“ブランコ”はむか~~しから女性や子供が遊んでた遊具.
ハイワイヤー系はただのワイヤーだし,ジャーマンホイールはかわった形だけど
どこかタイヤのような感じ.
そんなどこか身近に感じるものから信じられない技が生み出される.
そのギャップというか,鍛錬によって昇華される
そこに最高の興奮が得られる何かがあるのかもしれないです.

で,イスなんですが,ある時誰かが思ったのでしょう.
一人じゃなくて二人だったら・・・と.
そしてこんな技が生まれました.

私もまだ実際には見たことがない技です.

二人が出来るんだったらとイスだけじゃなく究極的に人まで増やしてみると・・・

このイスを斜めに積んでいくってのは上海雑技団のREVOで初めて見たのですが
衝撃的でしたね~.まさに不可能を可能にしちゃった演目です.
『縦に積まないと倒れる』という常識を覆しちゃいました.

サーカスには本当にいろんな技があります.
“イス”ひとつをとってもまだま私が知らない技がたくさん.
これからもいろんな演目に出会っていきたいですね.

サーカスって楽しいですよ.
目の前でアーティストの“息”のようなものを感じながら
興奮や感動,たくさんのものが得られます.
私の地元,神戸でのサーカスは7月1日のハッピードリームサーカスの千秋楽をもって
しばらくはないと思います.もし神戸でまだ見てなかった~~って人がいたら
ゴーゴー!!です.オススメは土曜日に行って,日曜日のS席を予約しちゃうことかな.
それが一番安全策.日曜はきっと千秋楽だから追加公演ないだろうし.

日本には誇るべきサーカスが3つあります.
・木下大サーカス
・ポップサーカス
・ハッピードリームサーカス
それぞれがそれぞれのよさを持ってます.
もし地元で“サーカス”の文字を見かけられたら是非足を運んでみてください.
サーカスは楽しいですよ.
コメント
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