田舎で暮らしてます。 (My country life!)

都会の喧騒を離れ、北関東の田舎で可愛いペット達と暮らし始めた中年夫婦の日記です。

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2011-11-06 11:23:28 | 体と健康
第3章
その池は建物の南側にあった。池に行くには裏口から出ることになる。そして曲がりくねった細い小道を通るのだが、秋ともなると背丈ほども伸びきった雑草をかき分けながら歩かねばならない。もし監察官たちがいなかったら、ルーバブだらけの野原を横切って近道をすることもできただろう。どのみち池にたどり着けば、あひると葦や水草だけの静けさに包まれる。しかし、ないしょ話をするには向いていない場所かもしれない、少なくとも昼食で並んでいる行列で話すほうが余程ましだろう。まず、あの建物から丸見えの場所であるということ、そして水面を伝わってゆく音はどこへゆくかもわからない。もし誰かが盗み聞きでもしようと考えたら外側の通路を遠回りして池の反対側にある茂みの中に身をひそめるだけで良いのだから、いとも簡単に聞かれてしまう。でも、昼食の行列の中できっかけを作ったのは私自身なのだから仕方ないのだろう。この機会を利用しなくては。

Never Let Me Go by Kazuo Ishiguro, 1年以上も前に買った小説だが、未だに読み終わっていない。臓器提供者となったクーロン人間たちの生活と言う設定が異様であり物語に溶け込むことができない。ムシクイの葉のように後ろや前に飛ばしながら拾い読みをしているが、原文のまま英語で読み英語で理解していると知らない単語が出てきても読み飛ばしてしまうものだが、今回のように翻訳らしきことをしてみると結構知らない単語がいくつか混じっており辞書をひくことになる。ところが辞書がOXFORDの英英辞典であるから、日本語そのものは見つからない。あとは想像の世界で、頭に浮かぶ日本語を適当に当てはめてみる。所詮完璧な翻訳など文学においては存在しない。あとは雰囲気を大切にするのか、原文に忠実に訳すのかの違いであろうと自分は考える。それにしても日本語に置き換えた途端に、つまらない文章になってしまった。原作者に申し訳ない。やはり英語の文章は英語のまま感じ取って頭の中で映像化するのがベストである。まあ、頭の体操ぐらにはなるのだろうが時間がもったいない。English nobels must be appreciated in English rather than translated into the other languages of your own, if you can do so. Luckily, I had been trained to do so when I lived in the UK as a student of English language and literature in my early twenties. Thanks to my old teacher who taught me the joy of English literature and English plays. I wish I could communicate once again with old friends of Oxford Academy of English where students came from all over the world literally.