田舎で暮らしてます。 (My country life!)

都会の喧騒を離れ、北関東の田舎で可愛いペット達と暮らし始めた中年夫婦の日記です。

100円ショップ依存症

2011-11-20 08:11:55 | 日記
家計が苦しくて予算の無い場合は、とりあえず100円ショップで代用できるものを調達するに限る。平屋建ての社宅は古い建物でリフォームはしてあるのだが、玄関はガラス戸2枚で構成されている横びらきになっている。アルミサッシの上部には小さな明りとりの窓があり全体がサンルームのように日差しを取り込むつくりになっている。猫の額ほどの小さな玄関を上がった3畳ほどのスペースが我が家では一番日当たりの良い場所となっている。ここに亀の住み家であるプラスチック製の大きな洗い桶が置いてあり、晴天の日は我が家のペット亀が水から這い上がり甲羅干しをしている。夏場はまるでサウナのように高温になるスペースであるから昼間は西側の窓を開放しておく。ところが気温が下がり秋から冬にかけて暖房器具を使い始めると室外との気温差で玄関の硝子戸がびっしょりと汗をかき始める。冬場の結露は大量の水玉となり、しいては雨のごとく玄関の床に滴り落ちることになる。室内の暖かい空気が、どんどん冷やされているのだから熱効率の悪いこと。2重ガラス窓にすれば断熱効果が良くなることは百も承知だが、お金がない。すくなくとも布製のカーテンが濡れるのはカビ発生の原因となるので、カーテンを2重にして窓ガラスに接するカーテンはビニール製の遮光カーテンかシャワーカーテンにすることにした。ホームセンターで遮光カーテンの値段をみてびっくり、安いシャワーカーテンで代用することに変更。しかしシャワーカーテンも安くはない。そこで100円ショップを何軒もはしごしてみたのだが、どこの店にもシャワーカーテンなかった。最後の店で、カーテンの代わりになりそうなテーブルクロスを発見した。薄いブルーの花がら生地であるが、ビニール製なら水滴が付着しても大丈夫だろうと思い90センチサイズのものを2枚購入した。ところが家に帰って袋からだしてみると、四隅が丁寧に丸みを帯びた形状になっていた。テーブルクロスであるから当然と言えば当然なのだが、カーテンにするには都合が悪い。幅は多少狭めても問題なさそうなので、両側を2重に織り込みミシンで縫いつけることにした。最初の1枚目は焦っていたためか、縫い目がジグザグで布もよれよれになり相当ひどい結果となってしまった。とりあえず耐結露用防御幕としては役に立ちそうなのでカーテンとして使うことに決定。時間がないので、もう1枚は次の機会にと思い、本日6時に起床してやっと2枚目のカーテン縫いがはじまった。今回は前回の失敗を繰り返さぬように縫い始める前に、きっちりと折幅を定規ではかり、ボールペンで線を引いてゆく。12センチ程度は織り込めそうなので、6センチと12.5センチの幅に2本線を引いた。ここに両面テープを貼って折り畳み、マチばりのかわりにして塗ってゆく部分を固定してしまった。これなら縫っている間にズレが生じることもない。ところが縫い始めて気がついたのだが、普通の布製品とちがい紙のように薄いテーブルクロスであるビニール加工がしてあるとはいえ、ビニールシートを縫っているようなもので針の通りはスムーズだが、生地を両側から引っ張って伸ばした状態で縫わないと、3重にした生地がずれ始める。おもったより難しい作業になってしまったが根気よく慌てずゆっくりと縫ってゆき無事終了。縫い目も祭り縫いのようにギザギザにしたので見た目も向上した。満足のゆく出来栄えとなった。先に仕上げた失敗作のとなりに並べると、とても同じ人物が作成したものとは思えない。片方は小学校低学年の児童が家庭科の授業中に初めてミシンがけをしたようによれよれの縫い目で所々で生地がたわんでいる。出来上がったばかりの作品は、相当ミシンに慣れた主婦がつくったものと大差ないように見える、完璧な作品と言える。いずれ時間のある時に100円ショップでテーブルクロスを買って作りなおせば良い。失敗しても100円で、再挑戦ができる。これが1000円2000円もするカーテン生地では、そうはゆかない。丁寧に縫い目をカッターで切り取って最初から縫いなおしとなるであろう。100円ショップ万歳である。小生が患っている100円ショップ依存症の治る気配は未だない。