田舎で暮らしてます。 (My country life!)

都会の喧騒を離れ、北関東の田舎で可愛いペット達と暮らし始めた中年夫婦の日記です。

ラブのつぶやき

2012-08-13 07:06:10 | ペット
昨日からご主人様は夏休みに入ったらしい。夏休みとは言ってもお盆の間に5日間だけであるが、この間に家族旅行を計画しているらしい。どうやら今回も文鳥のチョボは家族と一緒にでかけるらしい。犬や、猫や小鳥は家族ドライブに参加できるのに何故カメと金魚は留守番なのか。理不尽である。誰でもいい、移動用の「お出かけ水槽」みたいな便利グッツを開発して欲しい。犬や猫ばかりが寵愛を受けるこのご時世ではあるが、両生類や爬虫類もペットとして家族旅行に参加できる世の中の仕組みを是非つくって欲しい。毎日この狭い水槽の中ではやれることにも限度がある。一人遊びもできないで、毎日が甲羅干しの日課である。そりゃあ手足を伸ばせるだけ伸ばして優雅に日光浴をする有閑マダム風にも見えない事はないが、他にすることがないので毎日こうしている。御主人様には、お気楽だの、食っちゃ寝、食っちゃ寝の役立たずと言われてしまっているが、これでも精一杯愛嬌をふりまいている。性別不詳の身なので、男言葉かおねえ系の言葉がいいのか未だに判断できない。奥方は、あるものがついていないので絶対メスだと言い切っているが御主人は同意しかねているようだ。いっそのことニューハーフ亀とでも呼んでもらいたい。可愛いだろう、亀のニューハーフなんて。え? 気持ち悪い? 無口で夫につくす世話女房になれますかね、もしオス亀でなかったら。それはともかく、今度の旅行は近場ですまそうと、日光の霧降高原で二泊するようである。文鳥のチョボが嬉しそうに騒いでいるのを聞いてしまった。どこに行くのも家族と一緒でまったく羨ましい。おいらだって(やっぱりオスなんですかね?)ちょっと重いが手乗り亀にはなるぜ。ワイルドだろう! 宿泊先では声も出さずに静かにできるぜ、文鳥はさえずりがうるさいだろう。ホテルじゃないから許可もいらないだろうと思っているようだが、ペンションのオーナーにも小鳥が嫌いなやつはいるかも知れない。宿泊を拒否されたら一体どうするつもりなんだ御主人様は? 最近はペットと泊まれるプチホテルやペンションが増えてきてはいるが、ペットと言っても所詮は犬や猫であって小鳥や爬虫類などの小動物は含まれない。随分前のことになるが、かつて御主人様がペンションに問い合わせたことがあった。小鳥も一緒に泊まれますかと? その時ペンションのオーナーは悪い冗談だと相手にもしてくれなかったと記憶している。それ以来、ペンションに泊まるときは鳥かごを風呂敷に包んで、こっそりと部屋に持ち込むことにした。誰に迷惑をかけることもないとご主人様は信じているが、世の中には猫の毛アレルギーなども存在するのだから小鳥の羽アレルギーがないとも言えない。そのうち小鳥の羽毛アレルギーぜんそくをもつペンションオーナーに遭遇して宿泊を拒否されることが、いつの日かあるかも知れない。先のことは、このかしこい亀にもわからない。
文句を言っても始まらない。あきらめて、留守番亀に徹しようではないか。泥棒が侵入しても何ができるでもないが、犯人の顔を記憶することぐらいできる。問題はどうやってご主人様に伝えるかである。残念ながら現代人はテレパシーもできないようだ。言語能力の発達によって、いつの間にか我々が持っているテレパシーの能力は退化したのだろう。人間はペットが目で訴えているという表現を使うが、それは違う、我々は実際に心の中で思っていることを伝える手段を今ももっているのである。ただ、悲しいかな日本語という共通の言語を持たないだけである。人間が、犬語や猫語あるいは亀語を理解できるのであれば、テレパシーを使って人間の心の中に語りかけることは可能なのである。などと亀語で愚痴ってみてもご主人様が理解できるはずもなく、ただ無言で見つめるだけである。いってらっしゃい。楽しい家族旅行を!


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