田舎で暮らしてます。 (My country life!)

都会の喧騒を離れ、北関東の田舎で可愛いペット達と暮らし始めた中年夫婦の日記です。

ある日曜日の朝に

2010-07-04 13:21:57 | 日記
相変わらず雨の日も欠かさずに早朝ウォーキングを継続している。日曜日も当然のごとく運動公園まで歩いて園内を一周する。最近は公園入り口の噴水池(休止中であるが)に泳ぐ鯉と甲羅干しをするミドリガメ一家の様子を窺うのが日課となってしまったようだ。亀たちも餌を頂けると勘違いしていたのか最初は頭を上げながらオネダリするような仕草をしていた。公園の管理人が餌を与えているのだろうが、予算が足りないのか十分に与えられていないのかもしれない。その点、我が家のミドリガメは過保護と言ってよいほど大事に育てられているような気がする。通常の餌はもちろん、午後には「亀のおやつ」(干し川エビ)を欠かさず頂くのだから。日曜日の運動公園は何かと忙しそうである。今日はサッからテニスコートで汗を流す家族も珍しくない。とにかく朝から体を動かすというのは気分のいいものである。
早朝ウォーキングを始める前に、隣の竹やぶからはみだしている竹やつる草の処分をしたが蔦が複雑に絡みついており塊の中心にある竹を切ってもなかなか崩れてこない。まるで糸引き納豆のように幾筋にも蔦が伸びている。悪戦苦闘の末にやっと敷地内へ垂れこんでいたひと固まりを片づけることができた。社宅の庭の先には200坪もある荒れ地が広がるので、時間を見ては早朝に草むしりをするのだが、雑草たちの繁殖力には到底太刀打ちできない。体力と時間の消耗に虚しさを感じながらも、雑草との戦いを止めるわけにはいかない。諦めれば彼らに家まで侵入され乗っ取られてしまうからである。雑草以外にも虫たちとの戦いがある。蟻退治の薬品を家の周囲に撒いても、一時的にアリの軍隊が撤退するが数日後には勢いを盛り返してくる。家の中では蜘蛛がまるで我が家のペットのように縦横無尽に走り回る。まるで蜘蛛屋敷である。家の外でも虫の集まる網戸には、幾重にも家の中でムカデに遭遇することもある。幸いにも刺されたことはない。田舎暮らしは、雑草や虫たちとの共存を余儀なくされる。害虫、益虫という区分は人間たちの勝手な仕分けであった当の虫たちには害も益も関係ない。彼らは生きるために本能に忠実に黙々と生の営みと性の営みを繰り返してゆくだけである。彼らの生きざまは、ある意味うらやましい限りである。人間とは煩悩と雑念の固まりみたいな生き物である。何を信じて生きてゆけばよいのだろう。