Tao Planning-道

あなたは、この世界でとっても大切な人です。
なぜならあなたは、この世にたった一人しかいないから。
特別な存在です。

怒りー anger

2013年10月28日 22時56分47秒 | 良斗からの贈り物


人の怒りって何でしょうね?
何で怒りは、"湧いてくる"というのでしょう?
そう!頭のいいあなたは、気づきましたね!
元々からあなたの中に在って、外から与えられるものではないからです。
意味不明?
下のか「」3つを3回読んでください。
「お前は、あほか!」「頭悪いんじゃないの?ぼけてる?」「カスの分際で何言ってんだ!!」

さて、ここで問題です。
上の文章を読んで怒りが湧いてきた方、手を挙げて!
居ませんよね。
でも、この3つの文章は、いろいろな場面で似たようなフレーズを聞いて怒っている方手を挙げて!
沢山おられますね!
じゃこれを3歳の子どもが言いました。
腹が立ちますか?
ちょっとは、カチンと来る方が居られるかも知れませんが、余り怒りにはなりませんよね。
何が言いたいかというと、言われている言葉そのものに怒っているのではないという事です。
怒りは、いくつかの原因で湧き上がってきますがその中で最も重要なのが「思考」です。
この思考というものは、非常に便利なようで厄介なものです。
思考の特性をいうと
・自分の知識から勝手に情報を取り出す。
・自分の意思とは、無関係にどんどん進んでいく。
・自分の過去のデータからしか言葉を投げかけてこない。
・自分を励ましもするが傷つけもする。
等々もっといろいろありますが、見てお分かりの通り自分では制御不能なものです。
何でって?
じゃ思考を止めてみてください。
って言ったら
「どうやって止めるの?」
と思考は、あなたに囁きませんでしたか?
又は、
「止める。止める。思考を止める」
と呟きませんでした?
そう。思考は、止められないのです。
だから厄介なのです。
何で止められないかって?
それは、本当のあなたのものではないからです。
本当のあなたの話は、皆様の準備ができた時にお話しするか、それまでにこの意味を知る事になりますのでまたいつか。
「あほ!ぼけ!カス!」
って言われた時、思考か言います。
「は~?誰に向かって言ってるんだ!私に向かって何てこと言うんだ」
と怒りの感情に呼び水を送り出します。
何度も何度も言われると
「このボケが!いい加減にしろよ!」
そう、思考が更に追い打ちをかけます。
すると怒りと言う感情が湧き上がってくるのです。
何とも精密なシステムではありませんか。
つまり、相手が言った言葉そのものではなく、思考がそれを勝手に解釈をはじめ、怒りと言う感情に
「旦那!そろそろ出番でっせぃ!」
と声をかけるのです。
そしたら怒りという感情が
「よっしゃ!一丁、やったろか~!」
と出てくる訳です。
つまり、本当のあなたとは、全く無関係なところであなたの体を使って勝手に起こしている現象をあなた自身は、自分が怒りっていると思っているのです。
何ともめんどくさい話ですよね。
思考については、次回お話するとして。
じゃ怒りは、止められないじゃないかとお思いでしょうが、そうではありません。
思考に補正情報を流してやればいいだけなのです。
例えば、あなたにあほボケカスというという事は、根本的に嫌っていない証拠です。
だってもし、あなたは、生理的に受け付けない大嫌いな人とその場を共有したいですか?
見るのも声を聴くのも同じ空気を吸うのも嫌だと思ったら相手がどんな事をしたとしても無視するでしょう。
そう!本当に嫌いなら人間は、無視をします。
でも、無視をせずに「あほボケカス」と言ってくれるのです。
その言葉の奥には、
「お前は、そんなところで終わる人間ではないだろう。もっとがんばれるはずだ!」
という励ましの言葉が隠れています。
ま~、投げかけた本人も気づいていない場合がほとんどですけどね。(笑)
励まされていると感じられたら"怒り"ではなく"感謝"が湧き上がるはずです。
そうすると思考は、
「ありがたいな~。君の本当の気持ち受け取った。頑張るよ」
と言うのです。
思考に制御されるか思考を制御するかは、本人次第です。
止める事は、出来なくても上記例文のように捉え方を変えたり、言葉の本質を見抜けばある程度、制御はできます。
それが自分勝手な解釈でいいのです。
ようは、思考に怒りを呼びに行かせなければOKです。
思考と感情は、密接な関係にありますから決して、乗っ取られない様に気を付けて日々を生きてくださいね。

 

皆様が日々笑顔でありますように。
 

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