ネタばれせずにCINEるか

かなり悪いオヤジの超独断映画批評。ネタばれごめんの毒舌映画評論ですのでお取扱いにはご注意願います。

リトルハンプトンの怪文書

2025年01月02日 | ネタバレなし批評篇
一見すると、娘イーディスを永久に手元においておきたいおっかない父ちゃんや、無能のくせに序列をわきまえろとインド人女性警察官にパワハラを繰り返す警察署長たち男どもに、“穴をまくって”見せたフェミニズム映画であるが、私の意見はちと異なる。なぜなら、この映画欧米のリベラル系映画評論家の受けがあまりよろしくない、というよりも最悪だからである。アレックス・ガーランドの『MEN』でも、夫の愛を拒否ったあまり大 . . . 本文を読む

アバウト・シュミット

2025年01月02日 | なつかシネマ篇
『ホールド・オーヴァース』が久々のスマッシュヒットとなったアレクサンダー・ペイン。この人が撮った映画にハル・アシュビーの影響を認める人は多いが、2003年のゴールデングローブ賞を総ナメした本作も、保険会社を定年退職した男が妻に先立たれ、娘の結婚式会場へとキャンピングカーを一人走らせるロードムービーになっている。この映画を劇場で見たときは、ジャック・ニコルソンのいかにもという役作りが鼻について今一ピ . . . 本文を読む