おはようございます、こんにちは、こんばんは。ちみかなです。
新世界観光のあとは、天王寺に行きました。環状線で一駅。
目的は、二コリの今月発売の「数独通信」を確認するため、および、「美術館」を 購入するため。
ニコリのHPで調べたら、新世界には馬房はなくて、一番近いのが天王寺とのこと。
で、行動に移したはいいものの……ありませんでした。
(鳥取はニコリの刊行物を発売日よりも早く販売していたので)きっとニコリの刊行物は
10日よりも前に店頭に並ぶのが一般的なのだろうと思っていましたが、
どうやら大阪のほうがそういう発売日に関してきっちりしているようです(調べたのは2件だけですが)。
で、ニコリ関連の書籍は早々にあきらめ、折角天王寺に来たのだから、何か本は買おうと決意。
新刊本コーナーへ。
ずらりと並ぶ、本、本、本。
一番に目に入ったのは畠中恵さんの「ころころろ」。しゃばけシリーズの最新作です。
なぜ目に入ったのかというとサイン本だったから。
やはり、書籍というのは大抵鳥取でも買えるわけで できれば、大阪ならではの本が書いたいんですよね。
なので、サイン本。まずはサイン本。
鳥取ではサイン本なんてほとんど、滅多に、お目にかかりません。
…… が、これに決めねたのはシリーズ本であり、自分はこのシリーズを集めていないということ。もっというと、1作目を読んで、肌にあいませんでした。
ので、これは買わず、次の作品へ。(この段階で、鳥取で買える本でもいいか、という気分に)
次に目に留まったのはの朝倉かすみさんの「ともしびマーケット」。
朝倉かすみさんは 文章のリズムが自分の好みにぴったりで、集めようかなと思っていた作家さん。
でも、これも買いませんでした。
理由はうまく説明できないんですが、前々から買おうと思っているものを買うより、今日
たまたま書店に行ったからこそ買えた本を買いたい気分だったので。
で、最終的に選んだのが画像にもある清野かほりさんの「万華鏡」。
なぜ、これを選んだのか……
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話は突然変わりますが、自分は最近、ニコニコ動画のコンテンツのひとつである
ニコニコ生放送にはまっています。
このニコニコ生放送の放送主の中には職業が作家さんの方も参加されています。
自分が知っている方では二人。泉和良さんと清野かほりさんの二人です。
泉さんはリスナーと小説の内容を一緒に考えていくといったスタンス、
清野さんはリスナーと一緒に雑談をするというスタンスをとっています。
正直、自分はこれまで二人の著作を読んだことはありませんでした。
ただただ、ニコニコ生放送のリスナーとして、二人の放送を楽しく聞いていただけでした。
きよのさんはちょっと気だるそうにリスナーに話しかけ(そこが妙に色っぽかったり)、
自分はその放送をときに真面目に、ときに片手間に視聴していました。
で、今日です。
きよのさんの作品を目の前にしたとき、これを買おうと直感にも似た思いにかられました。
目の前に並ぶ書籍のほとんどの方を、自分は存知あげません。(石田衣良さんは
頻繁にテレビに出いますし、角田光代さんや重松清さんは前々から好きな作家さんでは
ありますが、前述のように今日のような日は眼中にありません)
そんな中で、本書だけは作者の素性を少しだけ知っているという点で
抜きんでていました。
作者の顔・声・飾らない(といえば語弊があるかもしれませんが)態度を知っていて、
それでいて、自分は彼女の作品を知らない。どんな文体で、どんな作品を書くのだろう。
興味がわき、すぐにレジに持っていきました。
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おそらく、作家がニコニコ生放送という媒体で素性をさらすことには賛否両論あるかも
しれません。
ですが、そういった媒体を通してこそ出会える作品もあるのかもしれません。
勿論、ニコニコ生放送がより一般的になったり、清野さんや泉さんがこのおかげで成功して
次々に作家が放送しだしたら個々の印象が薄れていって意味をなさなくなるのかもしれませんが。
(数独通信とペンパ本「美術館」は明日、大阪駅の紀伊国屋で調べてみようっと)