前に書いた
「真幸駅」
あの日、あれから、突如、あの、「いさぶろう・しんぺい号」に乗ってしまった
私が乗りたい電車の一つ。いさぶろう・しんぺい号が目の前に!
お~~~~~~~!何と素敵!子どもの頃、北海道から九州まで、飛行機でやって来たり、列車でやって来たりした中で、寝台特急「富士」とか、札幌から上野まで乗った特急とか、お金がない時は北海道から九州まで急行や鈍行を乗り継いだきつい旅もあったけれど、その中で、どの列車かは覚えていないけれど、座席を窓に向けられる電車があって、それはそれはとても感動した。それを思い出した。
誘われる・・・・。(よしまつ(吉松)は鹿児島方面。やたけ(矢岳)は熊本方面)
急峻な坂が続くこの一帯では、スイッチバックという方法で「行っては戻り、戻っては進む」という運転されている。一気に昇れない坂を、切り替えしながら昇ります。
車内の様子がちょっとわかりにくいけれど(肖像権があるので)、車内。
ほぼ満席で、お客さんが駅で降りた時に撮る。
ほとんどの方が、鹿児島の隼人駅から乗車されているはずで、途中の「嘉例川駅」の駅弁(予約制)を食べながらのスタイルが、この路線の王道のようです。
私は、真幸駅でこれ。
「いさぶろう・しんぺい号」は観光列車で、乗車するには全席指定の乗車券が必要。
でも、途中駅から乗車することもできる。しかし、指定席はないので、窓側のちょぼっとした腰掛に座る程度。それでもいいのです。
車内では、電車の先頭についているカメラから、正面の映像が流れます。途中、「いさぶろう・しんぺい号」の名前の由来や、真幸駅の歴史、他の駅の説明などが流されます。
「いさぶろう・しんぺい号」からの車窓の風景。
お天気が悪かったので「日本三大車窓」と言われる「矢岳越え」は、観ることができませんでした。
標高536m。ここは、真夏でも涼しいでしょう。確かキャンプ場があったかと。
人吉市SL展示館のD51。子どもの頃、D51の絵本を読んだことがある。
次は「大畑」と書いて「おこば」駅。
「いさぶろう・しんぺい号」沿線の駅では列車の到着時間に合わせて真幸駅のように売店が開かれる(毎日かどうかは不明)。椎茸や野菜、その土地の郷土玩具などが並ぶ。私は、なぜか大畑駅でメロンパンを。。。
待合室の壁一面に貼られているのは、名刺。何でも、ここに名刺を貼ると出世するということで、こんなにたくさん。
勢いで乗ってしまったものの、周囲を見渡すと中高年夫婦とか、友達グループとかカップルとか。。。女性一人は・・・ここでも私一人。ちょっとさびしくなって窓を観ると・・・・こんな妖精が!(たぶん車内のランプが写りこんでいる)。
車窓を楽しみながら・・・ほうほう、へーと旅が続く。
そして、到着。
構内に停車中の電車。
「くま鉄」
「九州横断特急」 何だかすすけているのは、九州山脈を横断することの大変さを物語っているような。
往復1時間弱のプチ旅。とても楽しかった。