TAZUKO多鶴子

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以前デザインした仕事

2007-09-23 | デザイン
ブログ写真は
以前、
私がデザインし制作した仕事です。
様々な事にチャレンジした経験が、
作家としての今の生き方を導いてくれています。
辛く苦しく厳しい出来事ばかりでしたが、
とても大切な沢山の気付きを
教えてくれました。
私にとってどんな出来事も
過ぎてしまえば
全てが必要な自然の流れなのです。


『ゲーテ格言集』より…NO.6

2007-09-21 | TAZUKO多鶴子からの伝言
偉大なる詩人であり作家であると同時に、
最も人間的な魅力にあふれたゲーテは、
無限に豊富な知と愛の言葉の宝庫を残している。
彼の言葉がしばしば引用されるのも、
そこには永久に新鮮な感性と深い知性と豊かな愛情とが、
体験に裏づけられて溶けこんでいるからである。
『ゲーテ格言集』は、彼の全集作の中からと、
警告、格言として独立に書かれたものの中から
読書に親しみやすいものを収録した。


   『ゲーテ格言集』…NO.6

 *しばしば言い慣らわされている色々の格言も、
  後世になって与えられるのとは
  全く別な意味を持っていた。*

 *自分の一生の終わりを
  初めと結びつけることのできる人は
  最も幸福である。*
 
 *喜びには悩みが、
  悩みには喜びがなければならない。*

 *苦しみが残して行ったものを味わえ!
  苦難も過ぎてしまえば、甘い。*

 *「人間の持つものの中で、
   自分自身に基礎をおかぬ力ほど不安定で、
   はかないものはない」*

 *自分自身をなくしさえせねば
  どんな生活を送るもよい。
  すべてを失ってもいい、
  自分のあるところのものでいつもあれば。*

 *鉄の忍耐、石の辛抱。*

 *人間のあやまちこそ
  人間をほんとうに愛すべきものにする。*

 *婦人を最も力づよく保護することを心得ている男だけが
  婦人の好意を受ける資格がある。*

 *ひとりの人を愛する心は、
  どんな人をも憎むことができません。*

 *太陽が照れば塵も輝く。*


参考資料:『ゲーテ格言集』
      高橋健二 編訳

『ゲーテ格言集』より…NO.5

2007-09-20 | TAZUKO多鶴子からの伝言

『ゲーテ格言集』…NO.5

 「生まれのよい健康な子どもは多くのものを具えています。
  自然はすべての人に、
  一生の間必要とするものを全部与えました。
  これを発展させるのがわれわれの義務です。
  往々にして
  それはひとりでに一そうよく発展します。
  しかし、ただ一つだれも持って生まれて来ないものがあります。
  しかも、それこそ人間があらゆる方向にかけて人間であるためには、
  最も大切なものです。
  それを見つけることができたら、言ってごらんなさい。」
  ヴェルヘルムは暫く考えてから、頭をふった。
  彼らは適当な間をおいてから叫んだ。
  「畏敬です!」
  ヴェルヘルムはあっけにとられた。…
  「畏敬です!」
  繰り返し言われた。
  「これはすべての人に欠けています。多分あなた自信にも。」


参考資料:『ゲーテ格言集』
      高橋健二 編訳


『ゲーテ格言集』より…NO.4

2007-09-19 | TAZUKO多鶴子からの伝言
万能の天才『ゲーテ』は
天才『青山二郎』と同じ事を言っている。
その言霊が今
強く私の心に響いています。

  『ゲーテ格言集』…NO.4

*頭がすべてだと考えている人間の哀れさよ!*

 *有益な人間は、
  すぐに外面から内面へ向かって
  自己を教養する。*

 *自分自身の内心を支配することのできぬものに限って
  とかく隣人の意思を支配したがるものだ。*

 *学術においても実際は
  人は何も知ることはできない。
  常に実践が必要である。*

 *視覚は最も高尚な感覚である。
  他四つの感覚は接触の器官を通じてのみ
  われわれに教える。
  即ち
  われわれは接触によって聞き、
  味わい、かぎ、触れるのである。
  視覚はしかし
  無限に高い位置にあり、
  物質以上に純化され、
  精神の能力に近づいている。*

 *古典的なものを私は健全なものと呼び、
  ロマン的なものを病的と呼ぶ。
  この意味でニューベルンゲンは
  ホメロスと同様、古典的である。
  なぜなら、両者とも健全で、力があるから。
  新しいものの大部分は、
  新しいからロマン的なのではなく、
  弱々しく病的で、
  実際むしばまれているから、ロマン的なのだ。
  古いものは古いから古典的なのではなく、
  強く生き生きとして、快活で、
  健康的だから、古典的なのである。
  そういう性質に従って、
  古典的なものとロマン的なものとを区別すれば、
  事は容易に明らかになるだろう。*

参考資料:『ゲーテ格言集』
      高橋健二 編訳