TAZUKO多鶴子

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『ゲーテ格言集』より…NO.3

2007-09-18 | TAZUKO多鶴子からの伝言
新作制作の合間に
『ゲーテ格言集』を読んでいます。
万能の天才の言葉に感動の日々です。
  
  『ゲーテ格言集』…NO.3

  *最高の幸福の瞬間にも
   極度な逆境の瞬間にも、
   われわれは芸術家を必要とする。*

  *古典的なものは健康であり、
   ロマン的なものは病的である。*

  *だれでも話しているので、
   それでもうことばについて
   語る資格があるように思っている。*

  *気のいい人たちは、
   読むことを学ぶのに 
   どのくらい
   時間と骨折りがいるものなのか、知らない。
   私はそれに八十年を費やしたが、
   今でもまだ目ざすところに達したとは言えない。*

  *気高い人間が
   狭い範囲に教養を負うことは
   あり得ない。*

  *孤独はよいものです。 
   自分自身と平和のうちに生き、   
   何かなすべきしっかりしたところがあれば。*

  *卑怯者は、 
   安全な時だけ、
   威たけ高になる。*

  *人間がほんとうに悪くなると、
   人を傷つけて喜ぶこと以外に
   興味を持たなくなる。*
 
  *人は自然の法則に従っている。
   たとえその法則に反して働いているような時でも。
   自然の絶頂は愛である。
   愛によってのみ人は自然に近づく*

  *美は、隠れた自然の法の現れである。
   自然の法則は、美によって現れなかったら、
   永久に隠れたままでいるだろう。*


参考資料:『ゲーテ格言集』
      高橋健二 編訳

『ゲーテ格言集』より…NO.2

2007-09-17 | TAZUKO多鶴子からの伝言
今日も昨日に続き
『ゲーテ格言集』から抜粋して
皆様にご紹介します。


    『ゲーテ格言集』

 *感覚は欺(あざむ)かない。
        判断が欺くのだ。*

 *芸術も人生と同じく、
  深く入りこめば入りこむほど、
  広くなるものである。*

 *悪趣味な者に技術が結びつくと、
  これより恐ろしい芸術の敵はない。*

 *信仰は芸術を復興させたが、
  これに反し、
  迷信は芸術を支配して、
  またもやそれを滅ぼしてしまった。*

 *学問と芸術を持っているものは、
  同時に宗教を持っている。
  学問と芸術を持たぬものは、
  宗教をもて!*


参考資料:『ゲーテ格言集』
      高橋健二 編訳

『ゲーテ格言集』より

2007-09-16 | TAZUKO多鶴子からの伝言
   『 ゲーテー格言集 』より

    ユーモアーは
   天才の一要素である。
   しかし、
   それが勝ちすぎると、
   天才の代用品に過ぎなくなる。
   それは、
   芸術の下落を伴い、
   ついには、
   芸術を破壊し、
   滅ぼしてしまう。



<ゲーテ 1749~1832>
 ドイツ、フランクフルトで生まれる。
ライプツィヒ大学で法律を学び、弁護士を開業。
1774年、ドイツ帝国最高法院で実務を見習っ
た時の恋愛を材にとった『若きウェルテルの悩み』
を発表し一躍その文名をとどろかせた。その後も
精力的に詩集、戯曲、小説を発表。招聘されたワ
イマル公国では大公に信を得て大臣から内務長官、
そして、宮廷劇場総監督として活躍した。今なお
世界中の芸術家、思想家に影響を与え続ける不朽
の名作『ファウスト』を1831年、着想から実
に60年の歳月を費やして完成させた。翌32年
永眠。享年82。

(尚、ゲーテは画家でもあったことはあまり知られていない。)

参考資料:『ゲーテ格言集』
      高橋健二 編訳