外の花壇では和棉の花盛りだが
中国では綿花の不作を伝えていた。
当たり前に手に入った素材が輸入されない時代になるのだろうか、
そうなったらどうしよう!
「家では6畳間一杯になる程綿はあるから」
大丈夫よ、
それは手作り趣味の世界の事で
世界的に食糧不足で、油も、電気も、
となると どうするのか?
などなど考えながら今日も地棉の糸作り作業と
ガラ紡機で糸作り
ゆっくりだが止まる事なく糸が捻り上がっていく
そうだ、ゆっくりとね
「これっぽっちでどうするの」
と言う人もいれば
「すごい!糸が自動で出来るんだね!」
と、驚く人もいる
太さ1mm以下の双糸がコンスタントに紡ぎ上がっているが
ここまで来るのに長い時間がかかてしまったな
ゆっくりだが自分の糸なのだ
これで何を作ろうか、
今の産地の商品とコラボさせたら
などなど考えるが
「ガラ紡の単糸を双糸にしたら」
「良い感じ!」
「合糸する一工程が増えるな」
でも、それは大した事ではない、
蒲郡の畑で採れた正真正銘の三河木綿なのだ
「ところで、この糸で何を作るの」
「そうだな、東京の繊維会社に勤める息子のブレザーの生地を織るぞ!」
「糸量はどの位必要ですか」
織機は105cm幅織機で丈は5mは必要だから綿としたら500gは作らないと」
それは大変だな、
経糸本数1050本で、密度26本/in、緯糸26本/in、
9月になればと思うが暑い日が続く
まるで季節がなくなってしまったようだ