TAKE-LOG 竹ログ

TCC竹島クラフトセンター、綿のごみ取り作業      ■TAKE-LOG■竹ログ■

今日はガラ紡機にかける綿の整理を始めた。

畑で採れた綿にはいろいろなゴミが入っている、

枯れた葉や種取り作業(綿繰り)時に出る種の潰れた

カスや他の埃などである。

 

どんなに注意して採取しても綿打ちを終えた綿には黒いカスが

点々と残る。その綿カスの入ったままの綿を紡績した糸を

精練したり漂白剤で漂白している。

 

オーガニックコットン糸といえどもその後の工程では漂白剤や

化学染料で染めているのだ。

産業として量産して消費者に買ってもらうにはそれしか方法は

ないのが現実である。

 

私は綿を植えて綿を採り糸にして布を織り上げるが、

その年に採れた綿の綿カスを徹底的取り去り、

漂白をしないで織り上げる純白・三白木綿を作って

本来の綿の生成りを楽しんでいる。

三河木綿と言えば三河縞の反物と思われるが、それ以外にも

三河木綿は生活ファッションに使われていた。

古い生産方法の中の利点と古い時代を由来とする三河地綿を

新しい繊維として捉え開発するのが私の仕事だと考えている。

ガラ紡機の調整とそれに使う綿の[よりこ]作りと新しい織物作り

が始まった年始めである。

 


蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

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