繊維産業の町、蒲郡市には縫製業も多い町であった。
だが竹島クラフトセンターは縫製部門は弱い、
生徒の作品を見ても家庭用ミシンを使っているので
今日は工業用ミシンの登場である。
紡ぐ、 染める、 織る、 縫う、
そこで、商品としての完成度を求めてこんな企画を開催してみた。
工業用ミシンは重く移動が不可能と電源も必要にするために
クラフトセンターまで車を入れて縫製の作業をすることになりました。
蒲郡産地の繊維産業を見てもらい知ってもらうために
縫製作業を公開しています。
今日の作品の生地は、みかん染めの銅媒染で反応させた布を使用、
宮崎駿監督が仕事で使っているエプロンを前から欲しかったので
今日はそれを作ることにした。
20年も前に染めた厚地の帆布なので家庭用ミシンでは縫えない、
今日は絶好のチャンスなので。
観光客にも見てもらう公開作業となった。
さすが職人さん手際よく作業机で裁断をして縫い始めました。
途中、私の身体に当ててはサイズを確認するオーダーメードなのだ。
なんという贅沢なエプロンではないか
観光客も珍しそうに眺めながら縫製の話に花が咲きます。
「昔は私も縫っていました」
と、同業者も現れて縫製談義に花が咲くのです。
そして紐も、ベルトも、あっという間に完成しました。
二人で完成を祝ってピースサインで おめでとう!
この後、お腹かが目立たないようにと胸にポケットを
付けていただきました。
ついでに、妻のバッグも縫ってもらいました
この間、観光客も物珍しそうに見学して
昔は町中で縫製作業を見る事が出来たのだが
今は、中国でも珍しい昔の仕事になってしまったのかも知れない、
台湾や香港からの旅行者が日本に来て、初めて見る機織りに
感激するのも納得がいくのだ。
また近いうちに希望があったら開催してみたい企画でした。