南フランスの伝統工芸ブテイの素晴らしさにふれて
このボリューム感と柔らかさを織ってみたいと、
織物企画家としてデザインと紋紙を作りジャガード織機で
多重織り組織を作り、織ったのは26年程前であった。
(森菊株の鈴木貫太郎氏との商品企画で誕生した)
今回は多重織り組織で新しい柄を作って織り上げた布を
蒲郡のみかん染めをしてみた。
膨らみを保たすために中綿の代わりに超太番手のウーリー糸を織り込んで、
みかん染めで煮出すことでボリュームあるシワ加工の効果が出た。
多種の組織を使って織り面に変化をつけて綿の素材感を出した
柔らかな天然素材のコットンがみかん染めで染められ
魅力的な織物となった。
商品企画としてクライアントの指定も束縛もなく
自由な発想の中で織物を考え作ることは楽しい、
これからも組織を自由に使えるジャガード織機を操り
いろいろな織物作りは楽しい。
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沢山の人が見にきてくれてありがとうございました。