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今日は月曜日で蒲郡市の手織り教室がスタートする
朝から竹島は晴れてご機嫌な顔を見せてくれた。
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手織り教室の授業は、まず綿のごみ取りから始まった。
「このくらいで良いですか」
「ダメ、徹底的にゴミもカスも取り除いてくれ」
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「綿繰りを終えてからゴミを取ったら良いじゃないですか」
「綿繰りの前に撮って、綿繰りが終わってからもう一度撮ってくれ」
私は純白の三河木綿を欲しいのだ、黄ばんだ生成糸ではなく
日本の三河木綿の純白綿である。
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「楽しい筈の手織り教室で新しい織り方を教えてもらえると思ったのに」
最初からごみ取り作業である。
綿の種類毎にブレンド率を分けて新しい糸を作り臥雲式紡績機に
仕掛けるのである。
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一人500g以上の棉を栽培した棉を持っていることが条件の教室だが、
私の臥雲式紡績機を運転するためには手紡ぎ技術も必要だと思っていたが
全員ベテランの紡ぎ手で、羊毛も和綿も得意な人ばかりで一安心である。
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グリーン綿のゴミが取れた人は綿繰り作業に入ったが、
多分綿になってからゴミの存在がわかるであろう、
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こうして教室はスタートしたがゴミ取り作業が3週間はかかるかも
知れないと思っているが、
臥雲式紡績機で作った三河木綿糸で新しい組織の織物完成まで
ギブアップしないで頑張ってほしいと願っている。
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私が死んでも三河木綿の臥雲式紡績機の運転技術と織物は残るという
希望が持てた一日であった。