今日は蒲郡市内の中部中学校の生徒さんが
三河木綿の手織り教室にやって来た。
午後の授業に竹島クラフトセンターで地元の特産品である
三河木綿の学習をするためです。
自転車に乗った先生と生徒さん13人が竹島の竣成苑に現れた。
教室内では講師を務めてくれるベテランスタッフ3人が
市外から応援に駆けつけてくれました。
西暦799年に三河湾に棉の種が入った壺と一弦の琴を持った
崑崙人の青年が上陸した。
それが日本に初めて綿が渡来した歴史の土地が三河である、
その日本の棉から糸にする工程の実演を見て、
綿が何故糸になるか、
糸が何故織物になるのか、
その原理とメカニズムを学習して
実際に織機を使って体験していただきました。
最初は神妙な面持ちで織機に向かいましたが、
織物を織る原理と織機の操作を学ぶとともに
自信を持った織り方を見せていました。
小学校の時に手織りを体験していた生徒さんは自信満々で
織り進めていました。
地元の素材の原点から物を創作し生み出す喜びは
体験を通じて体感することで
故郷への思いと
”蒲郡っ子”であること
の自負が強くなると思っている
竹島の絶景を目の前に眺めながら、
故郷の棉を織物にすることは
観光都市蒲郡と
地元の古い歴史と基幹産業の織物が結びつき
蒲郡ならではの学習の場でもあることを実感した。
最後の生徒さんのお礼の言葉の一言一言が
私達スタッフの宝の言葉として残っていくことを実感をした。