今年も残るところあと数日になった。
冬の竹島海岸は,時によっては牙をむく自然の厳しさを見せ、
またある時は暖かい陽を受けて自然の優しさを感じる。
そんな竹島クラフトセンター織物教室では
生徒の松岡さんが綿を使った経2重・緯1丁杼の織物の
機拵えの作業の最中であった。
幅80cm織機に平織地組織を織る経糸と、縞整経された
柄糸をセットする作業です。
地糸は緻密な平織で、その上に浮いた縞整経糸が柄を織り出します。
地組織の平織組織と浮いた柄糸を均等にセットして織るために
松岡さんはデザインから組織図作りに苦心していました。
地糸と柄糸をバランス良く織るための装置と、自ら組んだ組織で
どのような刺し子織が織上がるか見るのが楽しみである。