これは、陸軍登戸研究所あとに残る陸軍の消火栓です。
消火栓の文字の上に付けられている星のマーク(五芒星)がr陸軍を表しています。
登戸研究所とは、昭和12年に新宿にあった陸軍科学研究所の実験場として開設されたものですので、この消火栓も昭和12年以降に設置されたものでしょう。
ここは、電波・無線兵器、毒物・生物兵器、スパイ兵器の開発及び、偽札・偽造パスポート作りを行う秘密戦のための研究所であり、秘密のベールに包まれていた場所です。
現在は、明治大学の生田キャンパスに変貌していますが、旧研究所の遺構は大切に保存されていて、当時の建物が資料館となり平和教育に役立っています。