海軍測器庫 2015年04月10日 | 戦争遺跡 汐入の山の上に、現存する海軍測器庫のレンガ建造物です。 測器庫とは、横須賀鎮守府の施設で明治から大正にかけて気象観測や測器や航海に関する図書の保存供給などを行う施設です。 風速計の櫓などがあったため、地元では「天文台」と言われていました。 写真の建物と地下倉庫(いずれもレンガ造)が残っていますが、いずれも明治中期のレンガ建築物で貴重なものです。 大正13年に行われた海軍施設の移転集約である稲楠土地交換事業により、楠ケ浦から移転した方がこの建物を利用して家を新築し、現在も居住されています。