東京湾要塞写真館        

東京湾要塞地帯に残っている戦争遺跡について撮りためた写真を掲載します。往時の雰囲気を味わっていただければ幸いです。

第六船渠(現6号ドック)

2014年09月17日 | 戦争遺跡


この巨大なドライドック、いわずもがな現在米海軍横須賀基地内に残る旧横須賀海軍工廠造船部の第六船渠の現在の姿です。

長さ330m、幅48m、深さ18mというこの大船渠は、昭和10年に起工した大和級戦艦建造ドックで、太平洋戦争開戦前の昭和15年5月に完成しました。

完成後、すぐに大和の姉妹艦、信濃の建造に取り掛かりましたが、ご存知のとおり途中で空母に変更されました。

信濃は昭和19年11月に出渠しました。しかし、出渠後、艤装のため呉へ回航の途中で米潜水艦により撃沈されてしまいました。悲運の空母といわれています。

そしてこの第六船渠も信濃の出渠後は数隻の駆逐艦が建造されたのみであり、悲運の船渠ということができるでしょう。

今は、第七艦隊の旗艦ブルーリッジをはじめとする米海軍艦船の修理に活用されています、歴史の皮肉ですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

池子弾薬庫 塀

2014年09月02日 | 戦争遺跡


今年、池子住宅地区一部土地約40ヘクタールの日米共同使用が決まり返還に向けての第一歩をとなった元池子弾薬庫。

この地はもともと海軍軍需部の池子倉庫地区であった地域です。

現在も山の稜線沿いに延々と続くコンクリートの塀と所処に鉄扉が残されています。

これらは今後どうなるのでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする