東京湾要塞写真館        

東京湾要塞地帯に残っている戦争遺跡について撮りためた写真を掲載します。往時の雰囲気を味わっていただければ幸いです。

海軍砲術学校校門

2014年12月24日 | 戦争遺跡


このトンネルは、現在ベース内にありますが、かっての海軍砲術学校の校門なのです。

海軍砲術学校とはその名の通り軍艦における砲術の教育を行う術科学校です。
明治14年に軍艦「浅間」を砲術練習艦に指定して大砲の操法の教育を開始したのが嚆矢であり、日露戦争後の明治40年に、海軍砲術練習所から海軍砲術学校に改称され、
楠ケ浦の新校舎に移転、昭和20年まで存続し、艦砲教育の中心として数多くの大砲屋を育ててきました。

このトンネルも明治40年あたりに造られたものと思われます。

入口の右手には今も「海軍砲術学校」の表札が残っています。



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三軒家砲台

2014年12月09日 | 戦争遺跡


写真は、三軒家第二砲台とも呼ばれ、メインである27センチカノン砲台の側防用として明治28年に竣工した馬式(フランスのマキシム社製)12センチ速射カノン2門の砲台です。

丸く見えるのは砲を固定したアンカーボルトです。

この砲台、昔は、草薮に覆われたままでよく見えなかったのですが、最近、綺麗に刈り払われて房州石で築かれた優雅な胸檣が姿を現しています。





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