世界中から熱苦しく・・・「ふじもん世界放学ブログ」

元「変な学校先生」私ふじもんが、ただ今世界を駆け巡っています!世界の今と僕の魂をお届けしますので、ぜひお読み下さ~い!

【第1章 南米編 「地獄」敵はアマゾンにあり!】

2013-07-14 01:05:41 | 日記
2013年7月7月10日。

蚊。

体長1cmにも満たない小さな虫。

しかし僕は知った。奴らは「地獄」を作り出すことができることを…。

ペルー奥地の街、イキトス。

さらにその奥のジャングルへと、僕は足を運ぶ。

「アマゾンの奴らは、人斬り抜刀斎よりも凄まじい」とは聞いてはいた。

しかし実際の奴らは、その言葉を遥かに凌駕していた。

夕刻過ぎ。奴らがもっとも活発に動き出す時間だ。

僕はジャングルの真っ只中。奴らの攻撃が始まる。

3秒毎に、あの耳元に飛び交う不快な音。

強烈だ。

少しでも肌が出ていたら、そこは全て奴らの標的となる。

僕は長袖を着ていたが、手首より先に奴らはガンガン襲いかかってくる。

手の平までやられる。なんという攻撃力か。

まさに北斗百烈拳。

僕は軍手をしてレインコートまで着て、耳まで覆い隠す。

ここは熱帯雨林のジャングル。暑い。

しかし、暑さよりも奴らの方が強烈なのだ。

キャンプサイトに到着。辺りはすっかり暗闇だ。

夕食。

当然電気などないので、懐中電灯をつける。

無数の蚊が、僕たちの周りを飛び交っている。

壮絶…壮絶だ。

食事を口まで運ぶ…のだが、蚊が口の周りに集まって、落ち着いて食えない。

2~3匹一緒に食べてしまった気もするが、そんなことはどうでもいい。

僕の露出されている皮膚は、もはやあご先からおでこまで。

そこまでも、奴らは狙ってくる。まるでケンシロウが秘孔を突くように正確に…。

まぶた、鼻の先、唇まで餌食となった。

僕は食事を口の中に押し込み、食事を終わらす。

就寝。

蚊帳で囲まれた粗末な寝床に潜り入る。

この空間だけは、奴らから解放される。

おおお、なんという安堵感か。

狭いスペースに横になり、ふと懐中電灯を上に照らす。するとなんと…!

奴らが入り込んでいるではないか!それも5~6匹も!

僕は秘天御剣流の九頭龍閃よりも早く、片っ端から奴らを叩き殺す。

まるで戦場の兵士が、叫びながらマシンガンを撃ちまくるように…。

ようやく…就寝。

何も気にせず、横になれる喜び。

汗がベトベトだとか、歯を磨けてないとか、そんな小さなことはどうでもいい。

奴らがいない。それだけで最高にハッピーだ。

翌朝。

ちょっと水浴びをしようと試みる。

パンツ一丁で蚊帳から飛び出し、新撰組元一番隊組長の斎藤一の牙突よりも早く、身体に水をかぶる。

これが失敗だった。

身体を晒したのはほんの数分だし、水をかぶり、僕は常に動いていた。しかし…。

なんという、奴らの攻撃力か。

死を恐れず果敢にイドンデクル奴らに、尊敬の念すら抱いてしまう。

僕は奴らに聞いた。「君はどうしてそんなに僕を襲ってくるんだい?」

奴らは答えた。「オマエみたいな美味しい血なんて滅多に吸えないからな。悪いけどいただかせてもらうぜ!」

僕の血は、極上らしい。

チームの中でも、圧倒的に蚊にやられたのは僕だ。

「オマエらが欲しがるくらいの微々たる血などくれてやってもいい。でも頼むから、その痒さと病気の媒介だけは勘弁してくれ…。」
心から思った。

まさに…まさに蚊の地獄だった。

僕は確信した。

この世が滅びるとき最後まで生き抜くのは、ハエとゴキブリと北斗神拳であると…!

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