2013年7月7月10日。
蚊。
体長1cmにも満たない小さな虫。
しかし僕は知った。奴らは「地獄」を作り出すことができることを…。
ペルー奥地の街、イキトス。
さらにその奥のジャングルへと、僕は足を運ぶ。
「アマゾンの奴らは、人斬り抜刀斎よりも凄まじい」とは聞いてはいた。
しかし実際の奴らは、その言葉を遥かに凌駕していた。
夕刻過ぎ。奴らがもっとも活発に動き出す時間だ。
僕はジャングルの真っ只中。奴らの攻撃が始まる。
3秒毎に、あの耳元に飛び交う不快な音。
強烈だ。
少しでも肌が出ていたら、そこは全て奴らの標的となる。
僕は長袖を着ていたが、手首より先に奴らはガンガン襲いかかってくる。
手の平までやられる。なんという攻撃力か。
まさに北斗百烈拳。
僕は軍手をしてレインコートまで着て、耳まで覆い隠す。
ここは熱帯雨林のジャングル。暑い。
しかし、暑さよりも奴らの方が強烈なのだ。
キャンプサイトに到着。辺りはすっかり暗闇だ。
夕食。
当然電気などないので、懐中電灯をつける。
無数の蚊が、僕たちの周りを飛び交っている。
壮絶…壮絶だ。
食事を口まで運ぶ…のだが、蚊が口の周りに集まって、落ち着いて食えない。
2~3匹一緒に食べてしまった気もするが、そんなことはどうでもいい。
僕の露出されている皮膚は、もはやあご先からおでこまで。
そこまでも、奴らは狙ってくる。まるでケンシロウが秘孔を突くように正確に…。
まぶた、鼻の先、唇まで餌食となった。
僕は食事を口の中に押し込み、食事を終わらす。
就寝。
蚊帳で囲まれた粗末な寝床に潜り入る。
この空間だけは、奴らから解放される。
おおお、なんという安堵感か。
狭いスペースに横になり、ふと懐中電灯を上に照らす。するとなんと…!
奴らが入り込んでいるではないか!それも5~6匹も!
僕は秘天御剣流の九頭龍閃よりも早く、片っ端から奴らを叩き殺す。
まるで戦場の兵士が、叫びながらマシンガンを撃ちまくるように…。
ようやく…就寝。
何も気にせず、横になれる喜び。
汗がベトベトだとか、歯を磨けてないとか、そんな小さなことはどうでもいい。
奴らがいない。それだけで最高にハッピーだ。
翌朝。
ちょっと水浴びをしようと試みる。
パンツ一丁で蚊帳から飛び出し、新撰組元一番隊組長の斎藤一の牙突よりも早く、身体に水をかぶる。
これが失敗だった。
身体を晒したのはほんの数分だし、水をかぶり、僕は常に動いていた。しかし…。
なんという、奴らの攻撃力か。
死を恐れず果敢にイドンデクル奴らに、尊敬の念すら抱いてしまう。
僕は奴らに聞いた。「君はどうしてそんなに僕を襲ってくるんだい?」
奴らは答えた。「オマエみたいな美味しい血なんて滅多に吸えないからな。悪いけどいただかせてもらうぜ!」
僕の血は、極上らしい。
チームの中でも、圧倒的に蚊にやられたのは僕だ。
「オマエらが欲しがるくらいの微々たる血などくれてやってもいい。でも頼むから、その痒さと病気の媒介だけは勘弁してくれ…。」
心から思った。
まさに…まさに蚊の地獄だった。
僕は確信した。
この世が滅びるとき最後まで生き抜くのは、ハエとゴキブリと北斗神拳であると…!
蚊。
体長1cmにも満たない小さな虫。
しかし僕は知った。奴らは「地獄」を作り出すことができることを…。
ペルー奥地の街、イキトス。
さらにその奥のジャングルへと、僕は足を運ぶ。
「アマゾンの奴らは、人斬り抜刀斎よりも凄まじい」とは聞いてはいた。
しかし実際の奴らは、その言葉を遥かに凌駕していた。
夕刻過ぎ。奴らがもっとも活発に動き出す時間だ。
僕はジャングルの真っ只中。奴らの攻撃が始まる。
3秒毎に、あの耳元に飛び交う不快な音。
強烈だ。
少しでも肌が出ていたら、そこは全て奴らの標的となる。
僕は長袖を着ていたが、手首より先に奴らはガンガン襲いかかってくる。
手の平までやられる。なんという攻撃力か。
まさに北斗百烈拳。
僕は軍手をしてレインコートまで着て、耳まで覆い隠す。
ここは熱帯雨林のジャングル。暑い。
しかし、暑さよりも奴らの方が強烈なのだ。
キャンプサイトに到着。辺りはすっかり暗闇だ。
夕食。
当然電気などないので、懐中電灯をつける。
無数の蚊が、僕たちの周りを飛び交っている。
壮絶…壮絶だ。
食事を口まで運ぶ…のだが、蚊が口の周りに集まって、落ち着いて食えない。
2~3匹一緒に食べてしまった気もするが、そんなことはどうでもいい。
僕の露出されている皮膚は、もはやあご先からおでこまで。
そこまでも、奴らは狙ってくる。まるでケンシロウが秘孔を突くように正確に…。
まぶた、鼻の先、唇まで餌食となった。
僕は食事を口の中に押し込み、食事を終わらす。
就寝。
蚊帳で囲まれた粗末な寝床に潜り入る。
この空間だけは、奴らから解放される。
おおお、なんという安堵感か。
狭いスペースに横になり、ふと懐中電灯を上に照らす。するとなんと…!
奴らが入り込んでいるではないか!それも5~6匹も!
僕は秘天御剣流の九頭龍閃よりも早く、片っ端から奴らを叩き殺す。
まるで戦場の兵士が、叫びながらマシンガンを撃ちまくるように…。
ようやく…就寝。
何も気にせず、横になれる喜び。
汗がベトベトだとか、歯を磨けてないとか、そんな小さなことはどうでもいい。
奴らがいない。それだけで最高にハッピーだ。
翌朝。
ちょっと水浴びをしようと試みる。
パンツ一丁で蚊帳から飛び出し、新撰組元一番隊組長の斎藤一の牙突よりも早く、身体に水をかぶる。
これが失敗だった。
身体を晒したのはほんの数分だし、水をかぶり、僕は常に動いていた。しかし…。
なんという、奴らの攻撃力か。
死を恐れず果敢にイドンデクル奴らに、尊敬の念すら抱いてしまう。
僕は奴らに聞いた。「君はどうしてそんなに僕を襲ってくるんだい?」
奴らは答えた。「オマエみたいな美味しい血なんて滅多に吸えないからな。悪いけどいただかせてもらうぜ!」
僕の血は、極上らしい。
チームの中でも、圧倒的に蚊にやられたのは僕だ。
「オマエらが欲しがるくらいの微々たる血などくれてやってもいい。でも頼むから、その痒さと病気の媒介だけは勘弁してくれ…。」
心から思った。
まさに…まさに蚊の地獄だった。
僕は確信した。
この世が滅びるとき最後まで生き抜くのは、ハエとゴキブリと北斗神拳であると…!
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