2013年9月30日。
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《「坂の街」サンフランシスコ。市の中心部には、とっても良い雰囲気の路面電車が街を横断するように走っています。僕は今、アメリカの「人間」にちょっと注目しながら街を見ています。そしてこの路線バスの中で、またまたアメリカの人間模様が見えました・・・。》
サンフランシスコの有名な観光地、「フィッシャーマンズワーフ」に行った帰りのこと。僕は「ミュニメトロ」と呼ばれる路面電車に乗って街の中心部まで戻ることにした。
電車に乗り込み、席に座る。有名な観光地からの帰りということもあってか、そこそこの人が乗り込んできた。
ある駅で、3人の黒人が乗って来た。男性2人と女性1人。それぞれが知り合いということではなさそうだったが、3人とも近くの席に座り、次第に打ち解けていっているようだった。
すると、、1人の男性が音楽を流し始めた、それもかなりの音量で。まぁこの光景は中南米でもお馴染みだ。
そしたら徐々に、音楽を聴くだけでは足らなくなったのか、2人の男性が音楽に合わせて歌い始めたのだ、それもけっこうな声で。やがて歌うだけではなく、身体や手も一緒に動き始めてきた。まるでクラブのDJのように。
女性もノッてきたのか、一緒に身体を動かし始めた。その女性は僕のすぐ隣に座っていたのだが、僕の存在など気にも留めていないのか、ちょいちょち足が僕にぶつかって来た。
僕はここで、黒人に対して否定するとか肯定するとかを言いたいわけではない。今ここで起きたことから、「この国」のことを考えたいのだ。
3人の合唱は徐々に勢いを増す。電車の中ということなどお構いなしのようだ。
メインストリートに入ったところで、フッと女子が身体を上げた。どうやら窓から知り合いの姿が見えたようだ。
するとなんと・・・!
とんでもないデッカイ声で叫んだのだ。「ヘイヘイ!!!」と。
ここは電車の中。当たり前だが公共の場所。そんなの全く気にも留めていないようだ。
車内で嵐を起こしたこの3人は、その後すぐに嵐のようにスッと電車から降りて行った。
僕がなぜこんなことを書いたのか?僕が何を言いたいのか?それは「黒人と白人の人間模様」について考えたいのだ。
その時の車内の人たちの反応。まさに「我関せず」だった。誰も注意するわけでもない。止めるわけでもない。「傍観」だった。乗客の多くは白人だった。
僕の前に白人の老夫婦が座っていたのだが、おばあさんは僕の方を見て「まったくねぇ・・・」というような顔をした。
考えすぎなのかもしれないが、僕にはその目線はただの「冷ややかな視線」以上の「何か」を感じられた。
彼らの取った行動は、僕は非常識だと思う。僕にとっても迷惑だった。しかし、その彼らを見る白人たちの目もまた、何だか僕には特別なもののように感じられたのだ。
バスを降りる。もう夕方だ。路上には、浮浪者のような人たちの姿をたくさん見ることができる。
人種的に見ると、その人たちとは?100%と言ってもいいかもしれない、黒人と、あとはヒスパニック系の人たちばかりだ。
白人の浮浪者など、まず見ることはない。
そのことを僕たちは、どのように考えればいいのだろう。どう捉えればいいのだろう。
僕は以前のブログで、「アメリカってすごい!」という内容を書いた。それは肯定的な意味で「すごい!」と書いたのだが、ここサンフランシスコでは、サンディエゴとは全く違う街の人間模様が繰り広げられている。
サンフランシスコ。ハッキリ言って、臭いがある場所も少なくない。それは下水の臭いであったり、人間が長いことお風呂に入らなかったりした時の、あの独特の臭いだ。中心部からちょっと外れた場所に行くと、そんな臭いが漂ってくる。
僕は街の人の目をよく見る。「目は口程に物を言う」と、僕は思っている。サンフランシスコの人たちは、どんな目をしているのだろう?と。
街中ですれ違う浮浪者の方の目。健全ではない。どこかおかしい。そんな人が、かなり多い。荒んでいるような病んでいるような・・・。僕にはそう感じられる。
浮浪者の数もかなり多い。メインストリートにも怪しい雰囲気の人たちが練り歩いているし、ちょっと外れたストリートに行けば、かなりの数の浮浪者がたむろしている。
アメリカに色を付けるとすれば、それは「白」なのだろう。
街を見て感じる。なんだかんだ言っても、この国の中心は、やはり「白人」なのだろう。街を歩く人の服装、目、仕事・・・。この「大いなる大国」は、「大いなる矛盾」にもまた満ちているような気がしてならない。
キング牧師のドリームは、地に足をつけずに空に浮いているようにも思えてしまう。
やはりこの国は深い。まだまだ感じたいこと、知りたいことが山ほどある。
「世界を牽引している」このアメリカ。もっともっと色々な角度から、この国を見ていこう。まだまだ色々ありそうだ。
2013年9月30日。いつもトイレを誰かが使っている、サンフランシスコの安宿にて。
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《「坂の街」サンフランシスコ。市の中心部には、とっても良い雰囲気の路面電車が街を横断するように走っています。僕は今、アメリカの「人間」にちょっと注目しながら街を見ています。そしてこの路線バスの中で、またまたアメリカの人間模様が見えました・・・。》
サンフランシスコの有名な観光地、「フィッシャーマンズワーフ」に行った帰りのこと。僕は「ミュニメトロ」と呼ばれる路面電車に乗って街の中心部まで戻ることにした。
電車に乗り込み、席に座る。有名な観光地からの帰りということもあってか、そこそこの人が乗り込んできた。
ある駅で、3人の黒人が乗って来た。男性2人と女性1人。それぞれが知り合いということではなさそうだったが、3人とも近くの席に座り、次第に打ち解けていっているようだった。
すると、、1人の男性が音楽を流し始めた、それもかなりの音量で。まぁこの光景は中南米でもお馴染みだ。
そしたら徐々に、音楽を聴くだけでは足らなくなったのか、2人の男性が音楽に合わせて歌い始めたのだ、それもけっこうな声で。やがて歌うだけではなく、身体や手も一緒に動き始めてきた。まるでクラブのDJのように。
女性もノッてきたのか、一緒に身体を動かし始めた。その女性は僕のすぐ隣に座っていたのだが、僕の存在など気にも留めていないのか、ちょいちょち足が僕にぶつかって来た。
僕はここで、黒人に対して否定するとか肯定するとかを言いたいわけではない。今ここで起きたことから、「この国」のことを考えたいのだ。
3人の合唱は徐々に勢いを増す。電車の中ということなどお構いなしのようだ。
メインストリートに入ったところで、フッと女子が身体を上げた。どうやら窓から知り合いの姿が見えたようだ。
するとなんと・・・!
とんでもないデッカイ声で叫んだのだ。「ヘイヘイ!!!」と。
ここは電車の中。当たり前だが公共の場所。そんなの全く気にも留めていないようだ。
車内で嵐を起こしたこの3人は、その後すぐに嵐のようにスッと電車から降りて行った。
僕がなぜこんなことを書いたのか?僕が何を言いたいのか?それは「黒人と白人の人間模様」について考えたいのだ。
その時の車内の人たちの反応。まさに「我関せず」だった。誰も注意するわけでもない。止めるわけでもない。「傍観」だった。乗客の多くは白人だった。
僕の前に白人の老夫婦が座っていたのだが、おばあさんは僕の方を見て「まったくねぇ・・・」というような顔をした。
考えすぎなのかもしれないが、僕にはその目線はただの「冷ややかな視線」以上の「何か」を感じられた。
彼らの取った行動は、僕は非常識だと思う。僕にとっても迷惑だった。しかし、その彼らを見る白人たちの目もまた、何だか僕には特別なもののように感じられたのだ。
バスを降りる。もう夕方だ。路上には、浮浪者のような人たちの姿をたくさん見ることができる。
人種的に見ると、その人たちとは?100%と言ってもいいかもしれない、黒人と、あとはヒスパニック系の人たちばかりだ。
白人の浮浪者など、まず見ることはない。
そのことを僕たちは、どのように考えればいいのだろう。どう捉えればいいのだろう。
僕は以前のブログで、「アメリカってすごい!」という内容を書いた。それは肯定的な意味で「すごい!」と書いたのだが、ここサンフランシスコでは、サンディエゴとは全く違う街の人間模様が繰り広げられている。
サンフランシスコ。ハッキリ言って、臭いがある場所も少なくない。それは下水の臭いであったり、人間が長いことお風呂に入らなかったりした時の、あの独特の臭いだ。中心部からちょっと外れた場所に行くと、そんな臭いが漂ってくる。
僕は街の人の目をよく見る。「目は口程に物を言う」と、僕は思っている。サンフランシスコの人たちは、どんな目をしているのだろう?と。
街中ですれ違う浮浪者の方の目。健全ではない。どこかおかしい。そんな人が、かなり多い。荒んでいるような病んでいるような・・・。僕にはそう感じられる。
浮浪者の数もかなり多い。メインストリートにも怪しい雰囲気の人たちが練り歩いているし、ちょっと外れたストリートに行けば、かなりの数の浮浪者がたむろしている。
アメリカに色を付けるとすれば、それは「白」なのだろう。
街を見て感じる。なんだかんだ言っても、この国の中心は、やはり「白人」なのだろう。街を歩く人の服装、目、仕事・・・。この「大いなる大国」は、「大いなる矛盾」にもまた満ちているような気がしてならない。
キング牧師のドリームは、地に足をつけずに空に浮いているようにも思えてしまう。
やはりこの国は深い。まだまだ感じたいこと、知りたいことが山ほどある。
「世界を牽引している」このアメリカ。もっともっと色々な角度から、この国を見ていこう。まだまだ色々ありそうだ。
2013年9月30日。いつもトイレを誰かが使っている、サンフランシスコの安宿にて。
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