家から車で何分だろうか、、30分?40分?ほど走ると、
半島の先に猿山灯台という灯台がある。
そこにこの時期雪割草という花が群生しており花が開くと見事だということで出向いてきた。
昔はよくゴールデンウィークにみんなしてピクニックに来たところでもある。
みんなしてというのはここの住人家族総出でということだ。
子どもたちはみんな小さくてごっさごっさおったことだろう。
4、5家族で何人だろう、みんなで20人以上はいただろうし、
また5月の連休はその頃お客さんもよく来ていたこともあり、
その人らも合わせると結構だったのだと思う。
朝から母たちを筆頭にみんなしておにぎり作ったり忙しく準備したんじゃないかな。
そんな懐かしいとも言えないくらいぼんやりとした思い出とともに、、
ひさしぶりの猿山だった。
今回の主役はこれ、雪割草。
とてもかわいらしい小さな花だ。
一面いっぱいに咲いておった。
この日は天気もよく、きもちよかったさ。
波もおだやかで、凪と呼ぶのだろう。
こんな潮の流れまで見えるのは滅多にないことらしい。
春の海であった。
普段思い出すことはないけれど、今考えるととても不思議な体験だったなあと思う。
あんな大人数でぞろぞろと。
小さい頃、楽しみなイベントの一つだった。
何が楽しみかって、灯台の近くにシート引いてお弁当を食べること。
あの頃大人たちは何を見ていたんだろうね。
ちょうどさ、雪割草が見れる特別な期間ってことで灯台が開いてて中に入れたんだ。
灯台の中の階段を登って下を見降ろすとね、海がひろ~く見渡せてさ、下のシートを広げてたところとはちょっとこりゃ景色違うな~なんて父が話してたよ。
わたしも楽しみだったな~みんなでお弁当の準備をわいわいしてそれをまたわいわい食べるっていう、あの光景は独特なもんがあるだろうね。
思い出し始めるとね、出てくるのよ、朴葉飯(ほおばめし)とかさ、たいして美味しくもないのになんかその日はどきどきと楽しいよるごはんだったり、、
聞くところによると、昔、大人たちは映画鑑賞会で車2台の2便ツアーやってたって。2便目に子どもらついてくのね、それで1便目の見終わった大人らと一緒に子どもらは映画なぞ観ずにただ行って帰るだけ。けど車の中でおにぎり食べるのを楽しみにしていただとかさ。
子どもら連れて七人の侍たら濡れ場のある映画たらごっさと入ったりもしていたらしい。ほんと笑っちゃうよ。
なんて思い出してたくさん書いちゃったわ、こういう話は会って話したくなっちゃうじゃーん。