ことばにならない風の声

今日もどこからか風はやってきてやがてまたどこかへいくだろう。
何に向かっているのか己でさえもわからずに、、。

漫画『リアル/井上雄彦』

2012-01-26 23:29:55 | 本とか記事とか





ここ何日か、福岡でも雪がちらついた。

なんか街で見る雪は変な感じがした。






『リアル』という漫画を借りてきた。

これは『スラムダンク』や『バガボンド』を書いた井上雄彦さんの作品のひとつ。





3人の高校生が主人公で、それぞれつながりを持っている3人なんだけど。


ひとりはあるナンパした女の子を二度と歩けなくさせてしまった、言わば加害者。


ひとりは昔短距離ですばらしい脚力を見せていた絶頂の中、

骨肉腫(骨のがん)が発覚し片足を切断し車いす生活になった者。


ひとりはある程度何もかも(容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能)人より優れていた、

が、ちと性格悪し、な奴が事故によって脊髄損傷、二度と歩けなくなった者。



そんな3人の生きる毎日を、リアルを見せてくれるんだけど。




いまの自分だからこそぐっときたのかもしれない。

漫画は面白いのだけど、それどころか井上さんってほんとにすごい、すばらしいと思わせる。


障害者の苦悩、加害者の苦悩、それぞれが苦しんでもがいてもがいて、

そんな中自分の生きる道を見つけようと必死で一生懸命な姿に感動して、

自分もこんなふうに生きていきたい、と思う。


障害者だからとか実は関係ない。

関係ないなんて簡単には決して言えないのだけど、それが問題ではない。

もっと深いところの話。こころの話だ。



どうやって自分は生きていきたいのか、

今の自分の何がだめなのか、いけないと思うのか、

誰かにとって自分はどうありたいのか、


私と全く同じだ、何も変わらない。




この漫画の中でドキッとしたところ、、


「気に入らねえ環境だろうと俺にとっちゃそれが大切な一部分」

「死ぬまで続く俺の道の、大切な一部分と気づいたからだ」


だから、いまクソみたいな職場でもそれをがんばらないでいつがんばるんだ、

その今だって自分の大切な一部分なのに、、。


もっと言ったら、その一部分があっていまの自分がいる。

どんなことでも小さなことでもそれがすぐ次のいまの自分に必ずつながっている。

その自分をちゃんと自分しないでいつ、自分をするんだよ!



みたいなとこかな。


ぐっとくるなぁ。

いまの自分にとってとっても大きく心に響いてくることばだ。

そんで背中を押してもらえるようなことばでもある。





『バガボンド』といい、この『リアル』といい、最高だ。

井上さんは大好きな表現者でもあり、メッセンジャーでもある。



そんな感動しているいまの私でございます。




そのいまの私も「いつかつながることだけは確かだ」。







映画『The Usual Suspects』を観て

2012-01-22 00:11:31 | 映画/アニメ









『The Usual Suspects』

監督  :ブライアン・シンガー
製作国 :アメリカ合衆国
ジャンル:ミステリー
キャスト:ガブリエル・バーン
     チャズ・パルミンテリ
     ケビン・スペイシー
     


この映画はこの前観たので2回目であった。


うっわ、やられたーっていうミステリーの醍醐味を味わえる映画で。


ケビン・スペイシーって特別男前でも決してないのに、


なんだあのかっこよさは!!!というほどかっくいい。


2回観てようやくあぁそうかそうか、なるほどと改めて理解しながら観ることができる。




ミステリーっておもしろいね。

元々ミステリーというジャンル自体にさほど興味もなければ、

それに出会ったことがなくて、あんまりだったのだけど、



高校生のとき、初めてミステリー小説を読んだときのどきどきはすごかったなぁ。

ミステリーってたっのしいい!!と感激した。



それで映画のミステリーというのもたまらないね。

全部映像で見せてくれてるからそんな想像力も何も働かないのだけど、


すると全てがわかった後思い返した時の、俳優の演技力に感動を覚える。


この映画なんてまさにそれだと思う。






だーーーーー!!!!

2012-01-21 23:57:00 | 日記




そういう気分だったのだ。




世の中広いよなって、色んな人がいて色んな考え持った人がいて、

その人にとっての"正"てのがあって、、

みんなそれぞれ持っていて、、



そんなのにそれぞれに対応していたらやってられないし、

こっちがたまったもんじゃない。


とも感じるけど、

けど、それだからこそ楽しめたりやりがいがあったりもする。


ほんと厄介だなぁと思うのだ。




そしてたまに私のこころをぐちゃぐちゃかきまわしていく人がいる。

その人本人はそうは思っていないんだろうけど。

そりゃそうだ、こっちが勝手に感じているだけだからね。



けどたまにそういうときはもう、だーーーーーーって叫びたくなるときもあるのだ。





けど自分も知らないうちに誰かをだーーーーーーっと思わせてしまっていることだってあるんだろうな。


ふぅ。こんな日もあるわいなぁ。






謹賀新年

2012-01-12 01:48:20 | 日記




明けましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願い致します。


遅くなりましたが、新年のご挨拶でございます。



やはり誰かが私のブログを見てくれているんだなぁと思うから書こうと思えます。


だから、見てくれている皆様ありがとうございます。



そして、今年もちょこちょこと自分の日々のことを書いていこうと思っていますので、
よろしくお願い致します。













私の実家は日本海に片足つっこんだような形をした石川県の先っちょに位置します。


31日、大晦日。


ここ福岡から京都で乗り継ぎ、

夜の最終のバスで京都に住む兄と幼なじみと3人で帰省しました。



私たちの家はそこらの地域の中でもひと際目立って雪がどっさり降るところであります。


そんなもんだから、まっしろな雪に覆われたあの感じは、実家から離れてみて

改めてすんごいところで暮らしていたな、と変な驚きを感じるとともに、

なんだかこれだよこれ、冬はこれじゃなくっちゃというような喜びもわき上がるのでした。






大晦日の日は、1日にかわる前に皆で本堂でお経を読み出し、鐘を百八つつくのでした。

今年は兄と二人でひとつの経本を見ながら読み、お経読むのってすきだなとまた思いました。


お経を読むのは文の意味はちんぷんかんぷんだけれど、おもしろいです。

私、お寺の子なのか、と読みながらちらと思いました。


あんまり実感するときなんてないものね。





元日の朝、ゆっくりと午後前くらい遅い朝昼兼のおせち料理を食べながらの

恒例のお年玉渡し、ならびに、問答タイム、、というのか。



いくつの頃からか、父のくれるお年玉の袋にはそれぞれに対することばが

書き留めてありました。

そのことばが自分にどう入ってくるか、それぞれ応え、父がそれにまた応えるというような感じです。


ちょっと変わった風習かもしれませんが、私はこの問答タイムをすることで


新年が明けたんだ、としみじみ感じることができるのだろうなと思います。






今年は、久しぶりに家族全員がそろうことになりました。


一つ上の兄が料理の世界に入っていったので、

なかなか家族みんなと休み時が合わなかったのですが、

今年から新たに入ったお店の方が年末休みだったこともあり、

彼が私たち兄弟を呼びかけ、みんな帰ってきたのでした。




兄弟4人と父母、そしておばあちゃん、あとハナ(犬)にはなくろ(猫)。

みんながそろったあの雰囲気はなんというか、みんながみんなその場を大事にしている感じでした。


みんなで花札大会もしましたし、書き初めもしました。


おいしいお料理も母が懸命に用意してくれて、母のごはんが一番だと毎度思わせてくれるのでした。







そんなこんなで思いっきりお正月をやりすぎて、楽しすぎて、、、

こっちに戻ってきてから、風邪をひいてしまいました。



久しぶりの風邪は結構しんどくていまも軽い余韻が残り、鼻とのどがちょっと調子悪いままです。

その風邪絶頂期の間、バイトを休むこともできず、しっかりと勤務してまいりました。


そういうときにあーこれは大人の階段登っているのかも、と思わせるのでした。









新年が明けました。


去年は私にとってどんな年だったかな。

そして、今年は、私にとってどんな年になるのかな。



また去年の年がどんな年だったかを書いていこうかな、と思うとります。