筆者、坂口直人氏は、会談したと言う以外に全く成果を挙げる事は出来なかったと説くが、
そもそも、成果とは何か定義づけが必要であろう。
状態を簡略に整理してみれば、米国もイランも二国間には問題解決の道筋さえ無かった。
ネゴシエイターが、交渉と言う場合に、頻度の問題も加味すべきである。
筆者は、何度の交渉が適切と考えるか?
はて? 鳩山由紀夫とは誰かね?
まさかに、文喜相と謝罪したと捏造をしたご本尊か?
謝罪詐欺は、罪が深くて、反動的に怒りが倍加する事、間違いない。
メッセンジャーボーイとは、筆者による独断と偏見と感じる。
米国指導者の企図と、イラン指導者の企図を簡略でも説明せねば、事態は理解できない。
これ等指導者が描いている企図は、一様では有るまい。
多分に米国は、3正面作戦を敢行する余力は無いとすれば、対ロシア、対中国の内、
どれか2つは、畢竟現状維持もしくは、中立を堅持する事が担保されなければ、
行動にブレーキが掛かる。
おいおいおい、米国に説教できる国家指導者なんて誰がいるんだよ?
現実はホルムズ海峡で組織的攻撃活動があり、幾つかの船籍は被害を受けている。
故悪夢党初代首相の「トラストミー」と言う泣き言を忘れてはいけない。
鳩山は、国家指導者として不適の烙印を押された禁治産者だねえ。
例えば、英国メイ首相は退陣直前である。ドイツメルケルは、弱体が取り沙汰されている。
地方選挙での支持が得られないのである。フランス、、ここは黄巾賊 のデモで身動きが取れない。
ロシアのプーチンはクリミア半島での経済制裁にアップアップしている。
中国習金平は香港の騒乱で、米国議会から更なる第四次経済制裁を甘受する事態である。
当ブログには、ネゴシエイターとして、適任の人物が思いつかないが?
安倍晋三首相の外交が万能だとは、思わないが、イラン外相が秘かに訪日してきた。
米国トランプ大統領と指しで話せるのは、安倍晋三首相のみと言う事態だねえ。
安倍晋三首相が、G7の意見を代表する資格は十二分にある。
国連安保理の機能停止は、以前から言われている。P5のロシアと中国はG7のメンバーですらない。
どちらも、経済制裁を受ける身分である。ロシアと中国は、それ、侵略国家と言う奴だよ。
米国トランプ大統領がシリア空爆を実行したのは、他国が為し得ない事である。
他に用兵で、文句を付けられない国家指導者が存在するかねえ?
用兵できなければ、どの国家も達磨である。この点では、イスラエルとかインドには
周囲に難敵が存在する。フリーハンドで政治力を持つ人物とは、一体、誰かねえ?
そもそも、筆者の坂口直人が、色物と見えるが?
日本のメデイア報道も、本質はタンカー爆破の犯人捜しでなく、米-イラン間の緊張緩和に
期待値がある訳であるが、多分に外れている。
しかも、先進国といわれるグループでは、イランの最高指導者と面会すら容易でない。
日本メデイアでは、対イランに米国空母艦隊が差し向けられて、一触即発の事態だとも
検知していない。平和ボケか、質が低下して、論評さえ出来ないか?
これでは、日本国民の生命を守るのさえ、困難が生じると懸念する。
変数、米国、イランの思惑に対して、安倍晋三首相のイラン訪問の成果判定は、
米国国務省やイラン指導者がするであろう。この判定自体がON・OFFではないだろうと
予測している。最低でも3通りの変数が二国間で検討されている。
国家指導者は、筆者のように単細胞では、国家自身が消滅してしまうのだねえ。
そう言う国際政治の血反吐が出るような厳しさを味わうべきだねえ。
記事
阪口直人 前衆・民進/元NPO法人「インターバンド」事務局長
2019年06月14日 19:51
そもそも安倍総理に『仲介者』としての可能性があったのか?ーイラン訪問
https://blogos.com/article/384513/
安倍総理は米国とイランの『仲介役』として、ロハニ大統領、最高指導者ハメネイ師と相次いで会談した。両国の対立の構造的な要因もあり、もともと各国の期待が高かったわけではなかったが、ハメネイ師には米側との対話を即座に否定されるなど、『会談した』ということ以外には全く成果を挙げることはできなかったようだ。
戦争を回避するための仲介というのは、本来はもっとも価値のある外交交渉だと思う。
私は日本にはこの点において大きな可能性があると考え、インドネシアのアチェ和平で大きな成果を挙げノーベル平和賞を受賞したマルティ・アハティサーリ元フィンランド大統領を国会に招き、鳩山由紀夫元総理などとともに仲介外交について、具体的な手法などをヒアリングしたことがある。仲介者は徹底して中立であること、また双方が受け入れ可能な提案を行う権限を持っていることが必要条件になるが、そもそもイラン側は、安倍総理はトランプ大統領に追従するだけのメッセンジャーボーイと見ているに過ぎないことが改めて浮き彫りになった。これでは交渉にならない。
アハティサーリ元大統領がアチェで仲介役を果たす過程では、紛争当事者双方に信頼を築いているユハ・クリステンセン氏など、交渉に向けて徹底した準備を行う有能な人物の存在があった。しかし、日本側はハメネイ師に影響力のある宗教指導者との信頼関係を築いているとは言い難い。そもそも、トランプ大統領が一方的にイラン核合意から撤退し、核合意を守っているイランに経済制裁をしているのだ。この矛盾をトランプ大統領に直言し、イランが受け入れ可能な対応に改めさせる力を持つ人物でなければ仲介などできるはずがない。
https://blog.goo.ne.jp/xday0321/d/20111126 鳩山vsアハティサーリ会談の意義-国際紛争の調停者としての日本を目指すために(阪口直人ブログ『心にかける橋』)
私は2002年のアフガニスタン大統領選挙の支援活動でイラン国内のアフガニスタン難民キャンプを担当したことがある。この際に通訳やドライバーを務めてくれた方はもともと空軍のパイロットたちだった。今も私の家にあるペルシャ絨毯をプレゼントしてくれるなど尋常ではホスピタリティを発揮してくれた好人物だったが、彼らは断言していた。
「アメリカは必ずイランを攻めてくる。イラクとアフガニスタンで戦争を起こして親米政権を作ったのは最終的にイランの石油をターゲットにしているからだ。戦争の理由なんて何とでも作るだろう」
彼ら自身は決して戦争を望んでいるわけではなかった。しかし、イランの石油が早かれ遅かれ米国によるイラン攻撃の要因になると極めて冷静に分析していたのが印象的だった。
今回の『仲介』が参議院選挙に向けた国内パフォーマンスが主目的であり、国際社会における日本の仲介外交の将来の可能性を失わせるものになるとすれば非常に罪深いものと言わざるを得ない。
ただの 691c9
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よそ様のことをどうこう言う前にオタクのところのポッポを何とかせい。
あらふしぎ
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ただ文句がいいたいだけ。
今回の訪問で一定の成果があったとする人もいる。
よく比較して読んでみると、どちらもそれなりに言い分があるのは分かるが
エントリー主は「アメリカと交渉する気はない」という一点のみを持ち出して効果がなかった
そもそも安倍総理にうんたらと言う。
やはりただのいちゃもんである。
wishborn2400
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この件で安倍氏を批判するのはどうか。
仲介が難しいであろうことは誰しもが理解している状況だ。
成果があがらなかったとしても仕方ない。
米国の連絡係役であるとして、それをやって日本の国益が大きく損なわれるというものでもあるまい。
よくもわるくも、毒にも薬にもならなかったが、米国への義理は大過なく果せた。
中東情勢の安定化に寄与できれば何よりでしたから残念ではありますが。
عزرائيل
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まあ、そもそも合意にこぎ着けたオバマでさえロウハニと電話会談止まりというのを考えれば、大層な扱いですよ安倍は。それだけ信頼されているという事の証左だろう。しかし、それと交渉が一足飛びに進む事はまた別の話で、周りが勝手に期待して勝手に失望してるか、批判のための批判を舌なめずりして待ってただけだろ。
世相マンボウ (観望改め)
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慎重精緻な分析が待たれるこの段階で
こんな記事を書いてしまうとは、
いくら現地に足を運んでいても
所詮は海外援助にタカっている
輩に過ぎないと
自己申告しているようなものでしょう。
藤田 政男
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何でもかんでも即成果が出ないとダメって論調なんでしょうか?
子供じゃないんですから、行動が生む影響も考えましょう。
今回の安倍総理の動きについて、安倍叩きがしたい人が言えることは
・成果ゼロ
・トランプの使い走り
というあたりです。(タンカーの件は情報がまとまっていない段階の為保留)
実際には、経済制裁と言う戦争一歩手前の状態かつ欧米諸国(というかキリスト教系諸国)と仲が悪い中東に訪問して普通に話をしてくることができるという、日本の特殊性(先進国かつ非キリスト・非イスラム)が発揮された訪問でしょう。
中東がらみで何かあった際に日本が仲立ちになってまず話してみる、という体制が作れるわけです。
これがどれほど日本の外交にプラスになるか理解できないなら、政治なんて辞めて海外での活動で自己満足を得るのが良いでしょう。
悪徳反対de1f9
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>核合意を守っているイランに経済制裁をしているのだ。この矛盾をトランプ大統領に直言し、イランが受け入れ可能な対応に改めさせる力を持つ人物
世界中を探してもそんな凄い人物はいないぞ。
まあ、兆が一でも、あんたには無理だし、旧民主は全員無理。