魂魄の狐神

天道の真髄は如何に?

【魂魄の宰相 第七巻 「三、 祖宗の法は不十分である」~「四、言い分には考慮が足り無い」】

2017-04-10 15:31:07 | 魂魄の宰相の連載
※ 以下、校正はして居無いので、誤字脱字、事実関係に誤りを見付けたらご一報下さい。 魂魄の宰相 第七巻   三、 祖宗の法は不十分である   伝統の儒家の観念の中にあって、継承が永遠に第一位であって、古代では尚更で、「三年は父の道を直してはいけ無い」は枉げられないとしたが、父の生き様が正しいか如何かとなると、余りにも古を由とし過ぎた為、深く議論することを避けていたので、 . . . 本文を読む

【魂魄の宰相 第七巻 「一、 『世俗の慣習』に戦いを挑む」~「二、 天変恐れずに足らず」】

2017-04-10 01:39:02 | 魂魄の宰相の連載
  魂魄の宰相 第七巻 ※ 以下、校正はして居無いので、誤字脱字、事実関係に誤りを見付けたらご一報下さい。   前書き  古代の社会に於いての貧富の差は、生産物の分配の不公平から起きたもので、端的に言えば階層社会の上層の輩が低い階層の庶民から搾取した結果のものと言える。当時はどんな物も人的労力を掛け無ければ何一つ生産出来無いような社会であったので、力のある者が搾取 . . . 本文を読む

【魂魄の宰相 第六巻 (全)】

2017-04-09 20:02:42 | 魂魄の宰相の連載
魂魄の宰相 第六巻 ※ 以下、校正はして居無いので、誤字脱字、事実関係に誤りを見付けたらご一報下さい。 前書き  読者は、改革が如何に強く風当たりを受けるかと言うことを、この一篇で如実に悟らされるであろう。尤も道徳や倫理などは人の目先の欲望の前では無力であることは、改革を錦の御旗として掲げ、その実、結果として、何一つ既得権を排除出来無かったばかりか、政府の無駄を社会の格差に摩り替えた何処かの . . . 本文を読む

【魂魄の宰相 第五巻 「三、宋帝は仏陀に高くなる」~「五、仏門の俊才」】

2017-04-09 14:50:27 | 魂魄の宰相の連載
  ※ 以下、校正はして居無いので、誤字脱字、事実関係に誤りを見付けたらご一報下さい。   三、宋帝は仏陀に高くなる  周世宗の仏教は破滅したが、周の後に宗を建てた宋太祖はその道に反して仏教を受け容れていった。然し、宋太祖も世宗の下に在った時は世宗の一大臣で、多少とも世宗の影響を受けていたので、最初から完全に仏教を信じて受け容れていた訳では無く、ある程度その布教を抑制した . . . 本文を読む

【魂魄の宰相 第五巻 「一、儒門は薄い」~「二、仏教改革」】

2017-04-09 14:35:38 | 魂魄の宰相の連載
魂魄の宰相 第五巻  ※ 以下、校正はして居無いので、誤字脱字、事実関係に誤りを見付けたらご一報下さい。 前書き  為政者が政策を立てるには、政治理念が無ければならない。政治の理念は,言うまでも無く国民の福祉の向上にある。つまり,為政者と成る為の最低限の資格は,この理念を達成するための命がけの意思があるかということである。この命がけの意思は,その政治家の人格的資質から生まれるもので . . . 本文を読む

【「魂魄の宰相第四巻」の纏め】

2017-04-09 11:45:13 | 魂魄の宰相の連載
※ 以下、校正はして居無いので、誤字脱字、事実関係に誤りを見付けたらご一報下さい。 【魂魄の宰相 第四巻 一、富国への道】 【魂魄の宰相 第四巻 二、強兵の方法(その①)】 【魂魄の宰相 第四巻 二、強兵の方法(その②)】 【魂魄の宰相 第四巻 三、科挙を改革する~四、風習に変わる】 【魂魄の宰相 第四巻 五、立法を進める~六、遺恨の長い年月】  以降、第五巻に続く   . . . 本文を読む

【魂魄の宰相 第四巻 五、立法を進める~六、遺恨の長い年月】

2017-04-09 11:26:19 | 魂魄の宰相の連載
※ 以下、校正はして居無いので、誤字脱字、事実関係に誤りを見付けたらご一報下さい。 五、立法を進める  王安石は風習が新法施行後も長い間変わることが無かったので、先ずは風習を変えなければなら無いと明確に公言し、風習が変わることが無ければ新学も広めることが出来無いので、制度や法令の推進を通じてのみ漸く社会の習慣を変えることが出来ると考えていたのだ。 詰り、法律と風習とが互いに矛盾するものであった . . . 本文を読む

【魂魄の宰相 第四巻 三、科挙を改革する~四、風習に変わる】

2017-04-09 11:06:22 | 魂魄の宰相の連載
※ 以下、校正はして居無いので、誤字脱字、事実関係に誤りを見付けたらご一報下さい。 三、科挙を改革する  王安石は、各事業の成功と失敗は人材の良し悪しに左右され正に人材次第であることをとっくに理解していたので、《上仁宗皇帝言事書》の中で、彼は一連の人材の育成は、人材を如何選抜し、人材育成の方法は如何するかということを提案していたのだ。   兵が多くても戦争を出来る兵は少なく、官が多くても政治 . . . 本文を読む

【魂魄の宰相 第四巻 三、科挙を改革する~四、風習に変わる】

2017-04-09 11:06:22 | 魂魄の宰相の連載
※ 以下、校正はして居無いので、誤字脱字、事実関係に誤りを見付けたらご一報下さい。 三、科挙を改革する  王安石は、各事業の成功と失敗は人材の良し悪しに左右され正に人材次第であることをとっくに理解していたので、《上仁宗皇帝言事書》の中で、彼は一連の人材の育成は、人材を如何選抜し、人材育成の方法は如何するかということを提案していたのだ。   兵が多くても戦争を出来る兵は少なく、官が多くても政治 . . . 本文を読む

【魂魄の宰相 第四巻 二、強兵の方法(その②)】

2017-04-09 10:55:03 | 魂魄の宰相の連載
※ 以下、校正はして居無いので、誤字脱字、事実関係に誤りを見付けたらご一報下さい。  人は農村の現実を良く理解して無いので、盗賊の第一の目標が裕福な家であると誤って思い込み勝ちだが、寧ろ貧乏人が強奪されることが多かったのであったが、その理屈は至極簡単なことで、金持や富豪は金を沢山持っているのは当たり前だが、彼等の殆どの者達が封建官吏や軍の中隊と懇意にしていたので、盗賊もそう簡単に押し込むこと . . . 本文を読む

【魂魄の宰相 第三巻】 其の3

2017-04-06 20:46:13 | 魂魄の宰相の連載
※ 以下、校正は為して無いので誤字脱字、文章に誤りを見付けたら是非ご一報を。 魂 魄 の 宰 相  第三巻 四、諸家を兼ねる 王安石が全経を獲得する為に儒学の良し悪しを判定し無いようにしたことには理由があって、これに儒家以外の各家の持っている更に寛容な態度を用い、主導的な立場として各家の学説を自分の理想の為に意識的に吸収して使った。  王安石の異なる学に対する態度は一貫して比較的沈着で公平なも . . . 本文を読む

【魂魄の宰相 第三巻】 其の2

2017-04-06 16:36:31 | 魂魄の宰相の連載
二、命と言うこと 王安石は、『先王の道』の本質は性命のことと思っている。彼の《虔州学記》中には 「道徳的な者には先王の言う所謂命について理解させた」と書かれている。王安石が性命道とを以って『先王の道』としたのが始まりで、その当時と後世に影深く浸透されている。南宋の晁公武《郡斎読書志》の巻二の《王氏染説》の十巻の蔡卞の項を引用(原作蔡京、現代人の陳植鍔《北宋文化史述論》に拠る改訂版)《王安 . . . 本文を読む

【魂魄の宰相 第三巻】 其の1

2017-04-06 08:23:31 | 魂魄の宰相の連載
魂 魄 の 宰 相 第三巻前書き 現代は、世界中のどの国家も、その国民の大部分が譬え狂信する宗教があろうと、その宗教の教義を尊重して国家を運営していくことは殆ど不可能となっている。国民の生活をより豊かなものにするにせよ、外国との紛争を深刻な解決手段に頼ること無く解決するにせよ、地球規模での国際社会との協力関係を構築しておかなければならず、そのことは今日では近代国家成立の必至の条件であろう。随って、 . . . 本文を読む