折角抗体を持ってても、抗体が無くなって再感染?獲得免疫を取得する抗体は何時迄も体内に残って居るのか? 獲得免疫とは、此の様なT細胞とB細胞が主役になって病原体と戦う仕組み。
「抗体産生」☜ヘルパーT細胞からの指示を受けたB細胞は、提示された抗原を基に、抗体という武器を作り始める。抗体は武器として迚優れてる。対象の病原体にだけ攻撃を仕掛け、外の組織には影響を与え無い。此の為、B細胞は病原体がいる地点に向かう必要がなく、抗体をばら撒くだけで、体内の彼方此方に居る病原体をも攻撃出来る。ウイルスが体内で増殖してしまった場合、どの様に免疫は対処するか?ウイルスには、ウイルス専門の免疫細胞たちがいます。それはキラーT細胞(細胞傷害性T細胞)。B細胞やキラーT細胞は、優れた攻撃を出来る代わりに、攻撃を開始する迄、数日掛かるという欠点がある。獲得免疫には一度戦った病原体を記憶して置き、再び侵入して来た時に、直ぐ攻撃を開始出来る様にしている。 此の仕組みこそが、自然免疫と獲得免疫の決定的な違い。
B細胞やキラーT細胞が病原体を退治し終えると、一部が病原体の記憶を持ったメモリーB細胞やメモリーT細胞に変化し、体内に留まります。此の様な免疫細胞に依る記憶を「免疫記憶」という。
記憶されている病原体と同一の病原体が侵入⇒メモリーB細胞やメモリーT細胞が働く⇒1度目の侵入よりも早く獲得免疫を応答させることが出来、再生産の抗体の方が、最初の侵入に対する抗体よりも効率良い攻撃可能。素晴らしい働きの記憶免疫。獲得免疫は何時迄維持される?答えは一生涯。 「獲得免疫を応答させる免疫記憶」☞一生消えることは無い「終生免疫」 此の仕組みを利用したのがワクチン。
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